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フジハラ亭落語会

2005/10/22 @アートギャラリー・フジハラ

  • 笑福亭 呂竹 「色事根問」
  • 桂 しん吉 「河豚鍋」
  • 桂 つく枝 「嬶違い」
    ―― 中入り ――
  • 桂 しん吉 「狐芝居」 (作: 小佐田定雄)
    ―― お茶のじかん ――


 朝からの曇り空が、出かける前に泣き出しました。ちょっと前なら出かけるのを中止してるところですが、最近は自分のなかで落語への渇望が高まってまして、バタバタッと用意して出発。

 しん吉さんのこの会は初めてですが、ここの会場はひさしぶり。東西に長い会場の西側に高座がしつらえられてました。
 客入りは 80 人くらいでしょうか、よぉ入ってました。満員御礼です。ほとんどのお客さんが予約されてたようで。
 それにしても、女性客、とりわけ若い女の子のお客さんが多い。しん吉さん、なかなかに男前ですからねぇ。


 まずは呂竹。「《やまがそば》で出前のバイトしてます」「電車で化粧する女性に衝撃を受けました」ってなマクラから噺へ。まだまだ若手ですから淡々としたところは致し方ないものの、大きな声は好印象。

 つづいて主宰のしん吉。なにやらマクラはぎこちなかったんですが、噺に入るとスムーズに。「河豚鍋」は師匠の吉朝も得意な噺ですが、その師匠に稽古を付けてもらったとすぐわかりますね。そっくりです。
 亭主とお調子者の落差がもう少しほしいところ。本人が高座でもうちょっとはじけて、お調子者にイチビリ度が増せば笑いをもっと大きくできる思います。

 中トリは噂の(なんの?)つく枝。この人のキャラクターは良いですねぇ。なんとも場が和みます。
 ビッグマックでアゴがはずれた話から NHK の朝ドラ『風のハルカ』のロケでの話など、マクラから爆笑の連続。本人がいかにも楽しそうに話すもんですから、客もつられて大笑い。(実際、おもしろいんですが)
 さて、本編。後半の《嫁入れ違い事件》は同じことの繰り返しがややダレる場面で、さらに間違えた嫁を入れ替える算段にいたっては観客を混乱させずサラリと説明するのは難しそう。しかも最後の最後をトチッてたもんですから、サゲに釈然としない人がいたかも。それでも笑いどころが多く、楽しめました。

 中入り後、小佐田定雄・作の「狐芝居」。この噺、小佐田が吉朝に書いたものだったと思います。これも師匠に付けてもらったんでしょう。ネタおろしだったそうですが、キッチリと演ってました。
 前半と後半で噺の色が変わるんで、前半の旅役者の滑稽さと、後半の芝居全体のクサさの振幅をそれぞれ大きくすれば、より良くなるかも。


 終演後、お茶とお菓子がふるまわれます。(持ち帰りも可)
 この日のお菓子はカボチャのあんのお饅頭。カボチャは得意ではないんですが、クセのない甘さでおいしくいただきました。

 初めてのしん吉さんの会でしたが、チラシやパンフレットにしろ、《お茶のじかん》にしろ、手作り感があったかいですねぇ。お客さんをもてなす心意気が感じられました。
 ただ、受け付け時の整理券発行&整列入場には閉口しました。入場時の混乱をなくしたいとの意図は理解できますが、正直、「そこまでせんでも‥‥」と思います。
 あと、高座の照明がうまく設定できてなくて、演者の顔がやや影になってました。客席が縦長なんで、うしろの方の人には演者の表情がわかりにくかったかもしれません。
 落語の方は、呂竹さんは元気に、つく枝さんは陽気に、しん吉さんはキッチリと。それぞれの特色が出ていて、それぞれ楽しめました。満足度は高かったんで、次回も期待。

しん吉くん、色々と大変ねぇ。

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