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おもかげにふれる

 先月の『米朝・吉朝の会』のあと、「あの様子やと、またしばらく吉朝さんの高座は観られんかなぁ」とぼんやり考えてました。で、しばらく思案した結果、前々から買おうかどうか迷ってた『平成紅梅亭』の DVD を発注。ついでに吉朝さんが出演してると云う、監督・阪本順治、主演・赤井英和の映画『王手』の DVD も。
 発注したのが 11/5 で、11/10 には到着してたんですが、訃報の直後でまったく観る気がおきず。きのう、吉朝さんのことを書いて気持ちがちょっとすっきりしたんで『平成紅梅亭』の方を鑑賞。けさ、再度『平成紅梅亭』のを観て、そのあと『王手』を観ました。
 簡単に雑感など。


平成紅梅亭 特選落語会 特選 噺家の会
平成紅梅亭
特選落語会
特選 噺家の会

 読売テレビ開局 45 周年記念としておこなわれた『平成紅梅亭 特選落語会』を収録した DVD です。収録は 2003/5/2〜3 の 2 日間。吉朝は 2 日目の昼公演『特選 噺家の会』に出演。番組表を載せておきます。

  • 桂 吉朝 「子ほめ」
  • 笑福亭 福笑 「きょうの料理」
  • 桂 ざこば 「狸の化け寺」
    ―― 中入り ――
  • 雀々、雀三郎、都丸 《立体落語 「つる」》
  • 笑福亭 鶴光 「竹の水仙」
  • 桂 三枝 「妻の旅行」

 古典と新作のバランスが良く、色変わりの立体落語もあって、なかなか良い構成。‥‥とは云え、まだ吉朝のところしか観ておりません。
 その吉朝「子ほめ」、マクラも振らず噺に入り、途中の伊勢屋の番頭とのやり取りもカット。CD に収録されてるのに比べるとあっさりとした仕上がり。終わってみればきっちり 15 分で、前座としての役目に徹したってところでしょう。吉朝が前座とは、なんとも贅沢な会です。

 ちなみに、1 日目の『饗宴! 夢の前夜祭』には、染二、南光、文珍、小春団治、松喬、仁鶴らの落語と、大喜利(南光の司会で、ざこば、八方、松喬、きん枝、春之輔、小米朝が出演)を収録。2 日目の夜公演『上方落語の神髄 大御所の会』には、染丸、松之助、米朝、五郎、春団治、文枝らの落語と、出演者の口上を収録。
 私は 3 枚組のボックス・セットを購入。これには 16 P の冊子(出演者のごく簡単なプロフィール、『平成紅梅亭』第 56 回までの番組表、紅梅亭について、『大御所の会』での口上)が付いてます。


王手
王手

 つづいて『王手』。
 真剣士・飛田(赤井英和)と奨励会員・香山(加藤雅也)との交流を軸に、通天閣のお膝元・新世界の将棋道場で追ったり追われたり、指したり指されたり。

 吉朝の役どころは香山の師匠。出番は 2 分ほどですが、神経質そうな表情が印象的。演技としてはややクサいかもしれませんが、さすがに正座する姿は堂に入ってます。(キャラクターとしては松之助の方が目立ってますが、あれは役得でしょう)
 1991 年公開の作品ですから、撮影当時の吉朝は 36〜7 歳ですね。若いです。


 本芸の方はもちろん楽しめましたが、映画の方もなかなか。NHK 大阪製作のドラマとかには出てないんですかねぇ。そんなんがあれば観てみたいです。
 情報、お待ちしています。

 来年には、原作・中島らも、監督・マキノ雅彦の映画『寝ずの番』が公開されるそうで、この作品で吉朝さんが落語監修をされたとか。らもさんと吉朝さんのコラボレーションをマキノ雅彦(津川雅彦)さんが橋渡し。こちらも楽しみです。

温泉旅館きっちょう家

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 [http://wasavy.way-nifty.com/blog/2005/11/post_6dac.html:title=わさびさんもお買い求めになった]そうだが、私もDVD三枚組のボックス・セットを購入した。で、夜、少しずつ見ている。桂吉朝師の「子ほめ」はもちろん、今まで見たのは、林家染丸「豊竹屋」、林家染二「八五郎坊主」、笑福亭松喬「禁酒関所」。これからも夜な夜なノートパソコンを開いて見ていくつもりだが、ふと気付いたこと。この会の鳴り物を担当してたのが、林家染語樓師と桂喜丸師…。この後たし... [続きを読む]

受信: 2005.11.25 23:38

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