文太の会 in 茶臼山・余一寄席 (二日目)
2005/12/30 @茶臼山舞台
- 桂 文太 《ギター弾き語り》
- 笑福亭 たま 「Hospital」
- 桂 文太 「鷺とり」
- 旭堂 南湖 『赤穂義士外伝』より「天野屋利兵衛」
- 桂 文太 「文六豆腐」
ほんの少し寒さのゆるんだ天王寺、きのうに引き続き文太さんの会へ。30 分前に到着すると、もうぼつぼつ集まっておられました。
事前予約で 200 円引きになるんですが、2 日連続で予約してるとこの日はさらに 100 円引き。こまかいことですが、こう云った心遣いはうれしいもんです。
きのうはペコちゃんの棒付きキャンディーが付いてたんですが、この日はサイコロ・キャラメル付き。でもこのサイコロ・キャラメル、昔より小さくなってるような気がするんですけど、気のせい?
しかも「年末だから」と 『まちかど寄席ファイル』 って本までいただきました。大阪の落語・講談の定期会を中心に紹介されたもので、情報が 2004 年夏頃のものでやや古いですが、会の様子が写真入りで紹介されてて参考になります。(これ、税込み 1,365 円で、木戸銭より高いんです。なんか申し訳ないような)
開演 10 分前に文太がギターを抱えて登場。“噺家ブルース” に始まり、故・旭堂南陵 師に捧げる歌、メロディーにのせた都々逸(?)などを。
たまはマクラ代わりにショート落語をいくつか。本人お気に入りの「日韓(肉感)首脳会談」がウケてご満悦。
病院の怪現象(?)を落語にした「Hospital」ですが、何度か高座にかけることでかなり洗練されてきてます。あとはネタ繰りで間を調整すればグレートに仕上がるかと。
南湖は先日の 二人会 でも語った「天野屋利兵衛」を。あらすじがわかってると、講談としての語り口を堪能できますね。このあたりは歌舞伎にも通じるところがあります。
文太の一席目のマクラで今年亡くなられた噺家の思い出を。吉朝は、鳴り物を演ってくれると安心できるが、とにかく洒落がキツかった、と。和歌山出身の文福が吉朝の会で「ぜんざい公社」をかけるとき、会の案内に「でんだい公社」と書いて文福が激怒したとか。(和歌山ではザ行をダ行で発音するそうです)
この日のお楽しみは「鷺とり」。アホが思いついた鳥捕りのアイデアにペンギン捕りが登場。全身にコールタールを、腹にはトリモチを塗り、ペンギンに化けて捕まえる、と云うもの。これは初めて聴きました。最後も見台に座布団をポンと載せ、天王寺の僧侶が持ち出した布団に見立てる演出。爆発的な笑いはないですが、全体に楽しい雰囲気でした。
そして最後は、江戸の「文七元結」を上方に移した「文六豆腐」を。「人情噺と云われるもんで、笑いが少ないです」とのことでしたが、後半は上方らしい笑いが盛り込まれており、たっぷり楽しませていただきました。
2 日連続で文太さんの会でしたが、独特のゆるりとした雰囲気を堪能。
文太さんは《贋作》と称して江戸落語を上方に移していろいろ演られているようで、これはなかなかおもしろいと思います。関西で演るとなると笑いの盛り込み方とかでかなり工夫が必要だと思いますが、江戸落語はじっくり聴かせる噺が多いんで、こう云うのが一席入ると会に厚みが出ますね。
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コメント
>独特のゆるりとした雰囲気
文太さんの出のオジンくささが何とも言えないと、かねがね思っておりまして、贋作シリーズなど文枝一門で注目している方の筆頭です。
投稿: 高岳堂 | 2005.12.31 20:45
持ちネタの数はかなりのようなんで、私もいろいろ観てみたいと思いました。
『田辺寄席』なんかはリーズナブルなんで、お手頃ですよね。
投稿: わさび | 2006.01.01 19:04