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エレベーター企画 『幽閉』

2006/1/28 @アリス零番舘-IST

原作: アメリー・ノトン
演出: 外輪能隆
出演: 土本ひろき、後藤七重、三枝奈都紀

 孤島で暮らす男・オメールのもとに赴いたフランソワーズは、その島に幽閉されている少女・アゼルの看護を任される。爆撃で顔をひどく負傷したアゼルは、オメールに養護されているという。不審に思ったフランソワーズは、アゼルを救い出そうとする。‥‥

 上手側に白い蚊帳状の薄い布で覆われた空間。下手側に 3 m 四方で高さ 30 cm の台。舞台後方にはスクリーン。

 今回は言葉と音韻の分離が演出テーマだったそうで、登場人物が意味不明な声を発したときは、後方スクリーンにその部分の字幕が映し出されると云う趣向。
 とくにアゼルは終盤まで意味不明音を発しているんですが、これが彼女をつなぎ止めている鎖のような効果になっていたと思います。
 舞台美術は衣装も含めて全体にモノクロのトーンでまとめられていて、原作が海外物だったってのもあったかもしれませんが、ひさしぶりに耽美的雰囲気。そのなかで、深紅の部屋を表わした照明が印象的でした。
 ふたつの結末を、続けて上演。どちらも重苦しい。

 終演後、外輪能隆とサカイヒロト(WI'RE)によるアフター・トーク・ショウ。原作を読んだと云うサカイ氏と、演出談義。外輪氏は観客の感想も聞きたそうでしたが、別に進行役を立ててふたりへの質問形式で進めるとか、観客も参加できる雰囲気づくりが必要かも。(実際、私も話してみたかったんですが、きっかけが)


 階段状の客席に 60 人以上。用意した座席では足りず、階段に直に座らされていた観客もいましたから、超満員と云って良いと思います。
 アフター・トーク・ショウにも約半数は残られてました。こう云う制作側の演出論・演劇論を直接聞ける機会・企画ってなかなかないんで、今後も続けてほしいです。

 独特の静かな雰囲気で、エレ企らしさを堪能。

エレベーター企画
WI'RE

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