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三代目桂春團治極付十番落語会 (第四番)

2006/4/2 @ワッハホール

  • 笑福亭 瓶太 「野ざらし」
  • 露の 都 「金明竹」
  • 笑福亭 松枝 「袈裟御前」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭 鶴瓶 「オールウェイズ お母ちゃんの笑顔」
  • 桂 春團治 「野崎詣り」


 朝から雨。この日は前売り完売で混雑が予想され、整理券が配布されるってことで、早めに出発。自宅から駅へ歩いてく間に本降りになるも、電車で大阪に着く頃には小降りに。
 会場へは 11 時半前に到着。整理券は 20 番。血迷ったようなお客さんはそれほどいなかったようです。軽く食事しつつ読書で時間つぶし。
 たまたま隣接した吉朝ファンの御婦人方とともに入場し、2 列目に陣取る。


 開口一番は瓶太。鶴瓶の弟子ってことでちょっと心配でしたが、どっこい、しっかりした高座。「野ざらし」を、アホが骨を釣りに行って大騒ぎするくだりまで。演出過剰気味でしたが、会場をええ感じにあっためてくれました。
 上方では「骨つり」に相当する噺ですが、江戸スタイルでした。あっちの噺家さんに付けてもらったのかも。

 都は出てくるなりマクラが暴走。ドラム式洗濯機のススメや消えたパンツの行方を延々と。これがまたおもろい。下座から鐘が鳴らなければ 1 時間くらい余裕でしゃべってそうな勢いでした。(おそらくマクラの時間を指定してたものと思われます)
 で、いきなり落語へ。「金明竹」の前半の、丁稚が断り方を教えてもらうところ(「傘の断り」)を。これもおもろい。店の旦那さんを御寮さんに置き換えてました。

 中トリの松枝は、都のあとで演りにくそう。堺市の自宅紹介から、サプリメントづくし、外国人力士づくしと、こちらもマクラをたっぷりと。(客席の空気を変えるために意図的に長くしたんだと思います)
 「袈裟御前」は初めて聴きましたが、「たちきれ」や「時うどん」に脱線したり、かなりマニアックな構成。それを独特のひょうひょうとした雰囲気でスイスイと。

 中入りをはさんで、おそらく多くのお客さんがお目当ての鶴瓶。春團治が鶴瓶のアフロを「いつか切ったる」と云ってた話をマクラに、わたくし落語の「オールウェイズ お母ちゃんの笑顔」(「お母ちゃんのクリスマス・ツリー」の改題?)を。学(鶴瓶)とおかんの驚かしっこ対決でたっぷり笑わし、ラストでグッとくる、ちょっとズルいくらいのええ噺でした。

 春團治の「野崎詣り」は、船頭の所作と威勢の良い口跡にしびれる。後半の川をはさんだ喧嘩も、喜六の抜け具合が絶妙。たっぷり堪能いたしました。


 この日は 5 席ともおおいに笑わせてもらいました。都さん、鶴瓶さんは爆笑系ですが、密かに期待していた松枝さんもマニアックな笑いでツボ。もちろんトリの春團治さんも抜群の出来で大満足。
 終演後、吉朝ファンの御婦人方と軽く食事しつつ歓談。みなさん落語に冒されてるようですが、冷静に考えてみると、通し券を買ってる私の方が重症のようです。

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