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三代目桂春團治極付十番落語会 (第八番)

2006/4/7 @ワッハホール

  • 笑福亭 鶴二 「隣の桜」
  • 桂 一蝶 「ん廻し」
  • 立川 志の輔 「ハンドタオル」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭 呂鶴 「仏師屋盗人」
  • 桂 春團治 「いかけ屋」


 試みにちょっと早く行ってみたんですが、17:15 ですでに 30 人くらい列ばれてました。それでもこの程度だとかなり前の方の席を確保できました。この日も違わず満員大入り。


 鶴二はマクラで春團治との思い出を。松鶴に入門直後、急に出番を云い渡され、春團治の「平林」をテープで覚えたとか。その後は「お玉牛」や「親子茶屋」を付けてもらうも、物覚えが悪くて春團治が松鶴みたいに苛立ってたそうな。
 「隣の桜」は、序盤がその「平林」と同系統。後半は花見の宴会にハメ物も入って賑やか・華やか。旬の噺でええ感じに。

 一蝶は大阪弁を中心に方言のいろいろをマクラに、言葉ネタの「ん廻し」。一蝶のとぼけた雰囲気で「キュウリン、ナスビン、キャベツン、レタスン、カボチャン、‥‥トウナスン」を演られると楽しさ倍増。後半は指折り数えて丁寧に。

 テレビでおなじみの志の輔はさすがに人気。師匠の談志のエピソードをマクラに、「ガッテンいただけましたでしょうか?」も忘れずに。
 「ハンドタオル」は、夫婦の価値観の違いが交錯。金品が絡むネタだけに、大阪でウケないなんてことないですね。この夫婦に巻き込まれる新聞勧誘員もかなりかわいそう。(ただし、こっちの勧誘員はあの程度では困ったりしないでしょうけど)

 呂鶴は貫禄の「仏師屋盗人」。いきなり主導権を握られる盗人がおもしろい。

 この日の春團治は、子供の憎たらしさがまたかわいい「いかけ屋」。一門の機関紙『とらとやな』の名は、この噺に出てくる子供の「とらとやなぁ、おったん」のセリフから採られたもの。
 散髪したてのおとなしそうな子がいかけ屋に「散髪屋のオッサン、なかなか上手でんなぁ」と云われて返す「へぇ、向こ商売」が最高。座って仕事してるいかけ屋のまわりを立って取り囲んでる子供たちとの状況を、視線でうまく表現。芸が細かい。


 これだけ毎日違う噺を聴ける機会って、なかなかないですよね。珍しい噺、初めて聴く噺も多くてうれしいです。まぁその分、結構な額を奮発させていただいてるワケですが。
 この日は江戸の志の輔さんがネタもおもしろく、良いアクセントになってました。
 今回の十番のなかで、子供の出てくる噺はこの日の「いかけ屋」だけ。そういう意味では貴重な一席ですね。

 なんかこのブログ、『釣りバカ日誌』ならぬ『落語バカ日誌』みたいになってますが、この状態、春團治さんの会が終わってもしばらくつづきそうです。

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