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たまよね DX

2006/4/16 @ワッハ上方レッスンルーム

  • たま、米井 《雑談:たまよねを振り返って》
  • 笑福亭 たま 「お玉牛」
  • 桂 雀五郎 「くやみ」
  • 笑福亭 たま 「与太郎」 (作:たまよね)
  • 笑福亭 三喬 「おごろもち盗人」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭 たま 《ショート落語》
  • 笑福亭 たま 「首提灯」
  • たま、米井 《雑談:今日のたまよね DX》
※ 第 1 回


 なんとか体調も(全快とは云えないまでも)回復し、ひさしぶりの外出。
 なんとか天気も(快晴とは云えないまでも)回復し、駅までぼちぼちと歩く。

 開場 10 分前に到着。エレベーター・ホールでしばし待たされ会場入り。その後ぞくぞくとお客さんが詰めかけ、入りは 60 人以上あったんじゃないでしょうか。


 客電が落ち、たまと米井敬人(構成作家)氏が高座前に登場し、『たまよね』最終回でできなかった「たまよねを振り返って」。これまでの 14 作を紹介しつつ、『たまよね』の紆余曲折を。
 今後、『たまよね DXデラックス』ではたまよね作品のリニューアルを、『たまよね RXリラックス』では完全新作をかけることになるそうです。

 落語の部。まずはたまが春團治に稽古してもらったときのエピソードをマクラに「お玉牛」を、春團治のプチものまねでスタート。
 たま色に染めきれなかったとのことで、基本に忠実に。ただ、前回云っていた不自然なところ(娘が夜這いされるのに腹を立てた父親が、その晩に遊びに出かける)はカットしてました。
 ネタ下ろしってことで、所作はまだまだって感じ。今後に期待。

 雀五郎は内弟子時代の食事事情から「挨拶が難しいんです」とマクラをつなげて「くやみ」へ。ネタはきっちり入ってるんですが、緩急なくハイ・ペースのマイ・ペース。もうちょっと表情がほしい。

 たまの新作リニューアルは「与太郎」。全体に整理されてきた感じ。サゲは 2 段に。
 照明を落としてたこともあって、怖さが引き立つ。前半にもう少し笑いどころを盛り込めば、後半の怖さが倍増するかも。(現状でも落語としてはじゅうぶん怖いんですが)

 三喬はふつうの落語会と違う雰囲気に戸惑い気味。「福笑一門は天才。松喬一門は天然」と、右喬の話で切り込むも、いまひとつの反応。「因幡ウアーの白ウサギ」も空気を変えるには至らず。
 「おごろもち盗人」は見台ありで。三喬は見台の上に肘をあずける格好で、演出的には見台の下から手を出したまん我に軍配。しかしながら、三喬の語り口は独特のなめらかさで心地良い。ほんと、もっと聴きたくなる。

 中入りをはさんで、たまのショート落語。今回はヒットが多数。個人的には「秋田県の警察」がツボでした。

 そのまま「首提灯」へ。いきなり酔っぱらいだすんでびっくり。
 酔っぱらいはもうちょいスローでぐでんぐでんの方がそれっぽいのかも。泥棒の、切られた首の傾き具合はなかなか。‥‥とかなんとか云いつつ、おおいに笑わせてもらいました。

 米井氏も高座に上がり、たまと雑談。「与太郎」の解題から、この日の雰囲気へ。個人的にはどの演目も悪くなかったと思うんですが、演者としてはウケが悪く感じたよう。客電を落とすのは、演る方としても演りにくいそうな。それやったら消さんでええやん!
 パンフレットのクイズの答え合わせ(前回分を含む)と次回の告知でお開き。


 盛りだくさんの番組で 2 時間半オーバー。
 客席の消灯に、たまさんを含めて噺家のみなさんは違和感を感じてたようす。私はいつものように笑ってたんですが、そう云われれば客席は入りのわりにはカタかったか。
 消灯の効果として、観客が舞台に集中しやすいってのがあると思います。演劇や映画に近いイメージ。逆に、噺家からは観客の顔が見えず、客席の反応がつかみにくいって欠点も。
 客側の印象としては、舞台を見入ってしまって笑いへの振り幅が無意識のうちに小さくなってしまうとか、暗いと映画館にいるような気になってて無意識のうちに声を出して笑いにくくなってしまってるとか、そう云った無意識に支配されてるのかもしれません。

 次回、『RX』(新作ネタ下ろし)が 5 月 20 日(土)午後 7 時より茶臼山舞台で、『DX』(新作リニューアルと古典ネタ下ろし)は 6 月 18 日(日)午後 2 時よりワッハ上方レッスンルームで。
 しばらくは暗中模索がつづくのかも!?!?

らくごの玉手箱

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