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しゃべれども しゃべれども

しゃべれども しゃべれども
しゃべれども しゃべれども
佐藤多佳子
(新潮文庫)

 TOKIO の国分太一くんが映画『しゃべれども しゃべれども』に主演、柳家三三さんから落語の指導を受ける、ってニュースを見て、原作が気になったんで読んでみました。

 二ツ目の噺家・今昔亭三つ葉のもとに、いろんな理由で落語を習いたいと集まった、綾丸(テニス・コーチ)、十河(OL)、村林(関西弁の小学生)、湯河原(元プロ野球選手)の 4 人。三つ葉も含めて、それぞれがそれぞれに悩みを抱えながら、反発し合いながら、それでも落語だけをよりどころに三つ葉のもとへ集まる。‥‥ってのが導入部。

 とにかくみんな、なにかしら悩んでる。それは仕事であったり、恋であったり、人間関係であったり。そのあたりがなんともリアルな日常的で、個性的なキャラクターと相まって、世界観に不自然さがあまり感じられませんでした。(ただ、私は東京の落語界事情には疎いんで、フィクションとしても不自然なところはあるのかもしれませんが)
 村林に爆笑型の枝雀をすすめるあたり、なかなかええとこ突いてるなぁ、と。登場人物は架空ですが、鈴本演芸場が出てきたり、バック・ボーンは詳細に取材されてる様子がうかがえます。あと、着物やなんかの描写が詳細で、そのあたりの趣味のある方はよりいっそう楽しめそう。

 落語好きでフィクションも楽しめるって方はご一読を。着物好きなら、なお。


 ちなみに、「太一が三三に弟子入り」関連のニュース・ソースはこちら↓あたりを。

国分太一が落語家役、弟子入りも (スポニチ)
国分太一、単独初主演映画で落語 (日刊スポーツ)
国分太一が映画に単独初主演…落語家役、柳家三三のもとで修行 (サンケイスポーツ)

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コメント

長瀬君に続き太一君まで!。TOKIO好き知人に聞くと、夏、TVドラマで林家正蔵さんの父君(三平師でしたっけ?)役を山口君がされるそうで、山口君は正蔵さんに指導を受けてはるらしいですよ。・・・TOKIOはどこに向かっているのでしょうかね(笑)。

投稿: ちゅね | 2006.05.29 19:48

>> ちゅね さん
山口くんが「どうもすいません」ですか。
このまま行くと『タイガー&ドラゴン』の続編も近いのかも。
そんなことを考えると、やっぱり落語ブームなんかなぁ、と思います。
もっとも、仕掛け人のいるブームはすぐに過ぎ去ってしまいますけど、
いまのこの流れが定着すれば落語も一般的な娯楽たり得るでしょう。
少なくとも、われわれが生きてる間くらいは。‥‥

投稿: わさび | 2006.05.30 13:16

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