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たまよね RX

2006/5/20 @茶臼山舞台

  • たま、いわみ 《大喜利》
  • 笑福亭 喬介 「手水廻し」
  • 笑福亭 たま 「皿屋敷」
  • いわみ せいじ 《Drawing Comic》
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭 たま 「My Wife」 (作:たまよね)
  • たま、米井 《雑談:今日のたまよね RX》
※ 第 1 回


 本屋めぐりで時間をつぶし、マクドで軽く腹ごしらえしてから会場へ。すでに 10 人くらい列ばれてたんですけど、いつもお見かけするお客さんだったんで「土曜やとみんな早いなぁ」程度に思ってました。が、開場後もどんどんどんどんお客さんが詰めかけ、40 人以上に。用意していたパンフレットも切れて、大入り超満員。


 まずたまが登場してごあいさつ。RX のポイントは、(1)ネタ下ろし新作落語を演る、(2)落語以外の芸人さんとの交流でたま自身が成長する、の 2 点だそう。
 ここでいわみせいじ(漫画家)氏を呼び込み、まずは漫画界の裏話をインタビュー形式で。(個人的に衝撃的なネタも)
 その後は「お絵かき大喜利」と題して、ふたりして客からのお題で漫画を描く。まずは 2 コマ漫画をふたりで 1 コマずつ(一方がネタ振り、他方がオチを)。これがなかなか難しいようで、「梅雨入り」「ダ・ヴィンチ・コード」「初孫」の 3 題はピリッとせず。最後に「糸電話」でそれぞれ漫画を描くと、さすがに本職のいわみ氏がええ感じにまとめて無事終了。

 つづいて三喬の二番弟子・喬介がややカタい笑顔で登場。パンフの「あっと驚くあのネタが‥‥!?」に「あんな時空を超えた落語はできません」とことわって、「手水廻し」をしっかりていねいに。教わったとおり演られてるようで、ときおり師匠のテイストが見え隠れ。終盤の「どっひゃー!」と云う千朝風の飛び道具にはあっと驚かされました。

 たまの古典は「皿屋敷」。春團治に付けてもらったと思われるなごりが所々に見られるも、それでもしっかりたま色の出た演出に。後半、お菊をひと目見ようと近郷近在から集まった見物客の会話に R-15 指定スレスレのクスグリも。最後のお菊の逆ギレも、やり過ぎくらいのド迫力。

 客席左側の仕切りカーテンを開けて始まったいわみ氏の Drawing Comic は、すき焼きの具材で客の似顔絵を描くと云う趣向。出てきた具材は、ネギにシイタケにハクサイ。モデルの特徴をとらえて即座に漫画タッチで描く技術もさることながら、逆さに描いてみたりと手慣れたもの。
 最後にコンニャクを使い、鏡文字で「Thank You」と書いて中入り。

 中入り後、たまの新作「My Wife」は、深夜に部下を連れて自宅へ帰った課長の妻がじつは幽霊で、その晩に霊媒師が来て妻の成仏を試みる‥‥って噺。
 扇子に顔を隠しての夫婦喧嘩は、扉のむこうで喧嘩してるとの演出。妻の幽霊が強烈な性格で、尻に敷かれる課長との対比が(典型的とは云え)おもしろい。課長が妻に取り憑かれるシーンの顔芸は必見。

 最後に米井敬人(構成作家)氏も出囃子に乗って登場し、雑談コーナー。
 たまからの e-DM に書かれていた「たまよねの《壁》」について、「状況設定が決まると、ギャグ(クスグリ)のパターンも決まってしまう」とたまが解説。たしかにそのとおりかもしれないが、次回以降のハードルを自ら高くしてるような気も。これは 2 ヶ月後に期待。
 米井氏の近況として、うめだ花月の『芝居もん。』に脚本を提供、落語ネタをとのオファーで「算段の平兵衛 2006」とのこと。さらに e-DM の予告どおり『ビギナーズラック』の話題へ。ブレーンとして参画しているが、前回はおまけ要素(開演前のラジオ風トーク、オープニング映像、等)の準備で古典の改作にはタッチできなかったとか。


 番組表から予想できましたが、2 時間半でたっぷりの会に。「皿屋敷」の出来は良かったですし、初演の「My Wife」もかなりまとまってたと思います。色物の効果もあって、寄席の雰囲気でした。
 次回は『DX』が 6 月 18 日(日)の 14 時から。
 『たまよね』は『DX』と『RX』の交互開催ですが、8 月には『たまよね祭り』も企画されてるとか。そちらも楽しみです。

らくごの玉手箱
いわみせいじno館

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