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カシミヤ落語会 笑福亭たまのカシミヤ 100 %

2006/5/13 @カシミヤ

  • 笑福亭 たま 「動物園」
  • 笑福亭 たま 「時うどん」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭 たま 「山寺瓢吉」 (作:笑福亭福笑)

※ 第 1 回


 小雨そぼ降るなか、地下鉄「中津」駅から徒歩数分で洒落たカフェに。
 店内の会告チラシには「SOLD OUT」の文字が! たしかに定員 40 名と出てましたが、それにしても「SOLD OUT」はインパクトありますね。
 スタッフはみなさん美男美女、お客さんも若い女性中心と、あきらかに普段の落語会とは違う雰囲気。開演直前になってお客さんがどんどん詰めかけ満員に。


 この日はたまお得意(?)の《真独演会》形式。客席の雰囲気がいつもの落語会のと違い、落語自体が初めての客も多く、出てきたたまもやや緊張の面持ち。
 まずはショート落語と小咄をいくつか演って「動物園」へ。が、マクラでつかみきれなかったか、観る方も演る方もややカタい? 全体に荒い印象も。個人的には、トラに入った男の「パンくれ~」の場面で、前に突き出された顔が照明の加減で恐くなってて、かなりツボでした。
 つづいて、たま自ら見台を運んできての「時うどん」はふたりヴァージョン。序盤にふたりの都々逸合戦が入るのはあまり観ない型。派手なうどんアクションが秀逸! ‥‥なんですが、こちらもややウケの様相。あざと過ぎる?

 中入りをはさんで、吹っ切れた様子のたま。師匠・福笑作の「山寺瓢吉」を。
 嫁に会いたくて脱獄した森田と、森田夫婦をよく知る資料室長の山寺。人質を取って廃屋に立てこもる森田を説得しに連れてこられたはずの山寺が豹変。
 とくに前半はもうちょっと丁寧に演られた方が効果的かと思うんですけど、そんなんも勢いで押していった感じ。キレた山寺の撃ちまくりカー・チェイスが秀逸。こちらはなかなかのウケ具合。


 終演後にワン・ドリンク付き。そのまま食事もできるようでした。
 カシミヤ初の落語会と云うことで設営関係がちょっと不安でしたが、高座が頭の上くらいの高さにしつらえてあって観やすかったです。照明は、高座も客席ももうちょっと明るい方が良いかも。

 たまさん、中入り前は落語初心者向けのチョイスだったと思うんですけど、それよりも中入り後の方がウケてました。やっぱり最初は新作の方が取っつきやすいのか、それともたまさんの古典がマニアックな笑いの方向に突き進みすぎてるのか。このあたりのバランスはなかなか難しいですね。

 次回は 7 月 8 日(土)の予定。
 たまさん自身が「次は好いたように演らせてもらいます」と云うてはりましたんで、たまよね作品を入れてくるかも。女性の出てくる「替わり目」「皿屋敷」や、テンションの高い「いらち俥」「くっしゃみ講釈」あたりも良いかもしれません。

らくごの玉手箱
カシミヤ

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