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ビギナーズラック

2006/5/7 @TORII HALL

【かい枝・吉弥のらくごの夜明け】

  • かい枝、吉弥 《オープニング・ビデオ》
  • 桂 吉弥 「青菜」
  • 桂 かい枝 「おごろもち盗人」
  • 桂 吉弥 「天災」
  • かい枝、吉弥 《ちゃぶ台トーク》

※ Vol. 01


 チラシからはまったく会の情報が得られなかったんですが、 『週刊 落maga』 の紹介記事で概要を知りました。構成作家の米井さんと福耳さんがブレーンとなって、新作の改作を中心にかける会のよう。気になってたんで電話予約。
 天気は悪かったんですが、いっぱいの入り。ロビーでオリジナル T シャツなんかも売ってました。

 開演前の待ち時間に、かい枝さんと吉弥さんによるラジオ番組風の録音が流されてました。「退屈しのぎに」との演出でしたが、おしゃべりしてるお客さんがそれに負けじと声が大きくなるんで、会場内がざわついて録音の内容が聞き取れない。
 結局、「かい枝 吉弥の ビギナーズラック!」ってタイトル・コールだけが耳に。


 客電が落ちて、オープニングは上手側に設置のスクリーンに HEP FIVE での観覧車トークの映像が 10 分ほど。これが前座代わりとのことで、ふたりの自己紹介などを。

 映像のあと、高座に照明が当たり、ジャズ演奏による出囃子に乗って吉弥登場。高座に上がってしまうと普通に落語をきっちりと。
 ネタはこれからが旬の「青菜」。私には今シーズンの初モノです。状況描写なんかの構成をかっちりまとめられた印象。前半は縁側の風景が、後半は暑苦しい長屋が透けて見えるようでした。

 つづくかい枝は「おごろもち盗人」。見台の下から手を回して膝隠しとの間から出す演出。やっぱりこれの方がそれっぽく見えますね。
 従来は右手を縛られるだけですが、右手を縛る紐を切ろうとした左手も縛られてしまい、両手が不自由に。たしかにこの方が終盤の流れも自然ですね。汗をかきかきの熱演。

 再登場の吉弥は、見台に飛び散ったかい枝の汗を拭いてから「天災」を。心学の先生は紅羅坊奈丸から堀定勘兵衛に改名。クスグリをちょっといじられた程度で、基本プロットはそのままに、前半の流れなんかは整理されてた感じ。

 舞台にちゃぶ台が出てきて、私服に着替えたふたりが楽屋トーク風に。
 吉弥は「おなじ会で仕込み噺を複数回かけるとホントにダメなのか?」とのテーマで「青菜」と「天災」にしたそうな。
 かい枝は「オリジナル T シャツで客席を埋め尽くしたい」との野望を吐露。ふたりとも着てはりました。
 この会用のジャズの出囃子、CD 販売の計画も進行中だとか。なかなか良かったんで、これはちょっと注目です。


 たまさんやひろばさんがお手伝いに来られてましたが、高座はあくまでかい枝さんと吉弥さんのふたりにこだわった会になるよう。座布団の返しや見台の準備もふたりで交互にやられてました。
 第 1 回ってことで、企画や進行に気負いがあったかと思います。落語の方も、ふたりともきっちりしたモノを提供しようとの思いからか、ややカタい印象。その分、高座の出来は良かったです。
 ただ、内容的にはたまさんの会ではあたりまえのことなんですよね。たまさんの会が実験室なら、この会はスマートにパッケージされた発表会って感じ。どっちが良い・悪いでなく、高座だけ取り上げれば取り立てて変わったことをしてるわけではないんで、どう楽しませてくれるかを期待できる、純然たる落語会だと云うことです。
 まぁ初回からなんでもうまく回ることもないでしょうから、今後に期待したいです。年 4 回くらいのペースで続けるそうなんで、次回は 8 月頃でしょう。

桂かい枝の さぁかいしでーす!!
桂吉弥ホームページ

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