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そごう寄席

2006/5/28 @そごう劇場

【福笑 雀三郎 二人会】

  • 笑福亭 たま 「兵庫船」
  • 桂 雀三郎 「親子酒」
  • 笑福亭 福笑 「ちしゃ医者」
    ―― 中入り ――
  • 桂 雀三郎 「G & G」
  • 笑福亭 福笑 「ミナミの旅」


 初のそごう劇場。キャパは約 300 席。後方 3 分の 2 が収納式座席で傾斜が付いていて、どっからでも観やすそう。
 自由席だったんで開演 1 時間前に会場へ行きましたが、すでにかなり列ばれてました。それでもなんとか観やすい席を確保。前売り完売で、当日券も売り切れて満員に。
 今回の二人会は、福笑さんと雀三郎さんがそれぞれ古典と新作を一席ずつ演ると云う趣向。中入りをはさんで、前半が古典、後半が新作。


 まずは前座のたま。ショート落語ベストで観客をつかんでから古典の「兵庫船」を。風邪をひかれたか、声のかすれがちょっと気になるも、得意ネタをきっちり繰ってきたとの印象で、ウケも上々。

 雀三郎の古典は、酔っぱらったふり指南から「親子酒」へ。酔っぱらいのデフォルメが秀逸で、「うちの一門のお家芸です」と云うだけある見事なぶっ倒れっぷり。さすがです。
 新作「G & G」は、ロック・バンドを結成したじいさん連中の噺。後半はバンドの練習を見に行くと云う流れで、雀三郎自身がギターを手に弾き語り。ロックと云ってもそこは落語の世界、歌謡曲や童謡のコミック系替え歌で、にぎやかな高座に。

 福笑の古典は、強烈な「ちしゃ医者」。後半、駕籠のなかの赤壁周庵先生の股ぐらに肥たんごが押し込まれ、たっぷり入った肥たんごは駕籠が揺れるたびに‥‥。この場面を執拗なまでに克明に描写。一時中断し、自分自身に云い聞かせるように「こんなもんは、中途半端がいちばんあきまへん」と宣言してから、さらにダメ押しの揺らし。におってきそうな高座に。
 新作は、マクラで言葉へのこだわりをアピールしてから、おっさん二人がジーパンを買いにミナミへ繰り出す「ミナミの旅」。難波からアメリカ村へ向かう途中でそごうへ。「ここもいろいろあったからなぁ」と、触れられたくないであろう過去をほじくる。その後は若い店員の言葉づかいにキレまくり。「あるある」と思った私はすでにおっさん!?!?


 事前にネタ出しされてた会で予想はできてましたが、いずれも爆笑系でたっぷり笑わせてもらいました。そんななかでも福笑さん、古典は小学生が喜びそうなシモ中のシモ、新作では古傷にグリグリするようなクスグリと、こっちが心配してしまうほどのサービスぶり。次の出演はあるのか?
 次回の『そごう寄席』は【桂吉朝追善落語会】と題し、7 月 9 日(日)に昼夜公演。‥‥なんですが、すでに前売り完売のようです。チケットを手配していただいた O さん、ありがとうございます。

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