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TORII 寄席特別企画 (一日目)

2006/5/1 @TORII HALL

【桂小米朝の世界】

  • 桂 ちょうば 「子ほめ」
  • 桂 小米朝 「阿弥陀池」
  • 柳家 花緑 「明烏」
    ―― 中入り ――
  • 翁家 勝丸 《太神楽》
  • 桂 小米朝 「百年目」


 早めにチケットを整理券に交換して心斎橋をぶらぶらしてみましたが、汗ばむ陽気‥‥と云うより、寒暖落差を考えると猛暑。先週あたりは肌寒かったのに、まさに異常気象です。
 前売り完売で約 120 人の大入り満員。特別企画恒例の(?)丈夫な紙袋と、日替わりの落語立盤香たてばんこ(箱庭風ペーパー・クラフト)がおみやげに付きます。


 開口一番のちょうばは自由奔放なマクラから「子ほめ」を。年を若く云うのと赤ん坊のほめ方だけ習って、すぐさま竹やんのところへ。必要なところだけうまくつないで、短いながらも自然な流れに。

 小米朝の 1 席目は、水色の地にラメの入った派手な着物。この春からひさしぶりにテレビの生放送番組がスタートした話をマクラに、自身のうっかり話を次々と。
 落語の方は「阿弥陀池」。新聞を読まん男が要となりますが、マクラの小米朝自身と重なってなんとも云えないおかしみが。

 初めて観る花禄は、こちらも濃い紫の地にラメ入りの派手な着物。人間国宝・柳家小さんの孫って実際どうなの?ってノリで、この日の個人的目玉。
 小米朝のマクラを受けて、昨年に引き続き出演中の NHK 教育『アラビア語会話』で客席を花緑色に切り替えてから、「上方にない噺を」と「明烏」を。これがまた巧みな話術って感じでウマい。登場人物の色分け、押しと引きのメリハリ、花緑ワールドに引っ張り込まれたよう。気持ち良かった!

 中入りをはさんで、太神楽の勝丸。高さ 30 cm ほどのドラえもんのぬいぐるみを意味ありげに舞台へ鎮座させてスタート。太神楽の技術もさることながら、芸の失敗も笑いに転化する臨機応変さと、話術の妙でとにかくおもしろい。
 ハズし方も絶妙で、最後に「和傘でドラえもんを回します」と、あの大きなドラえもんを回せるのか?と思いきや、懐から小さなドラえもんを取り出してコロコロコロ~。
 天満天神繁盛亭ができたあかつきには、こう云う人を是非呼んでいただきたいと思いました。

 トリの小米朝は黒紋付きで登場し、大ネタの「百年目」。全体的にコミカルな感じで軽い雰囲気で、噺のなかでは幇間がぴったりフィット。番頭が屋形船に乗り込んでから親旦那と出くわすあたりが楽しい。
 上下を振る祭の所作のつなぎにぎこちないところがチラホラと。このあたりは今後の積み重ねに期待したいところです。


 東西の若旦那を堪能。小米朝さんは楽しそうに演ってはりました。花緑さんは若くして貫禄じゅうぶんって感じで、歳を重ねて肩の力が抜けてきた頃にどうなってるのか、今からほんと楽しみです。
 思わぬ拾いものが勝丸さん。とにかくおしゃべりが巧みでおもしろかったです。TORII HALL の狭い舞台ではやや演りづらそうでしたから、ワッハホールくらいの余裕のある舞台で観てみたいです。

 終演後のお楽しみ抽選会は見事ハズレ。花緑さんのサイン、欲しかったなぁ。

TORII HALL

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