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花ちゃんの会

2006/6/10 @ワッハ上方レッスンルーム

  • 林家 市楼 「道具屋」
  • 林家 花丸 「あくびの稽古」
  • 桂 雀五郎 「八五郎坊主」
  • 林家 花丸 「かいな喰い」


 落語会へはいつも楽しみにして行くんですが、最近もっとも気になってた花丸さんの会ってことで、わくわく感もひとしお。
 入りは 50 人くらいでしょうか。ゆったり座れました。男前の花丸さんの会だからか、おばちゃんファンが多かったです。


 開口一番は市楼の「道具屋」。売り物の古道具に鉄砲が出てくる型は初めてで、その代金をめぐるやり取りがおもしろい。「小便できまへんで」はパッチではなくシビンで。

 雀五郎は「八五郎坊主」。格子戸をガラガラガラッと開けるところでは、座布団の外へトントントンッとはみ出して、「これがうちの一門の伝統芸です」。きっちり丁寧ながら、ちょっとテンポが速過ぎる。八五郎の忘れを活かすためにも、もうちょいテンポ・ダウンした方が効果的な気が。

 期待の花丸、一席目は小学生の頃に通ったそろばん塾での読み上げ算の秘密をマクラに「あくびの稽古」。稽古事好きの男のエピソードは、三味線が表裏ひっくり返ってたり、浄瑠璃のお師匠はんが「ガオー!」に懲りて宿替えしたり、じっくりたっぷりと。今回の稽古屋、御欠伸稽古処は《売りゃせん家》の《微笑流》で、あくびのあとにわずかにニヤリと微笑むのが流儀。このニヤリがまた笑いを誘う。
 「この季節は怪談モノがよくかかります」と、二席目は「腕喰い」。勘当された船場の若旦那が元番頭の世話で嫁をもらうが、この嫁が夜な夜な‥‥って噺。前半は乞食に身をやつした若旦那に「おありがとうございます」が染みついてたり、なんとものんきな若旦那がおもしろい。が、後半、嫁の秘密が明らかになるくだりはゾクゾクくる怖さで、ピーンと緊張感が張り詰める。このあたりに花丸の上手さが光る。


 クスグリの作り込みが効果的だった「あくびの稽古」に、めずらしい怪談噺をたっぷり聴かせた「腕喰い」と、花丸さんの高座は二席とも秀逸。ゲストのおふたりもそれぞれ違った味わいで会に彩りを添えられ、満足度の高い会でした。
 今回、私のなかでの花丸指数がますます急上昇。かなりツボにはまった感じです。

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