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らくご道 笑福亭生喬と桂こごろうの落語会

2006/6/20 @上方亭

  • 笑福亭 生喬 《ごあいさつ》
  • 桂 こごろう 「ちりとてちん」
  • 笑福亭 生喬 「高津の富」
    ―― 中入り ――
  • 生喬、こごろう 《対談:夕焼け日記》


 本屋で文庫と漫画の新刊をチェックしてからワッハ上方へ。入りは前回よりもちょっと少なめの 24 人。蒸し暑すぎた?


 まずは生喬が、パナマ帽にサマー・ジャケット、下には六代目・松鶴の似顔絵入り笑福亭 T シャツで登場。ごあいさつ代わりに最近あった学校寄席での話題。春團治のオーラに驚嘆し、師匠の松喬がうろたえるところを初めて見たとか。

 こごろうはマクラで食べ物の話。師匠の南光に付いて行くとおいしい物が食べられるそうで、ハムメロンに感動し、ハムマンゴーに落胆したとか。
 4 年ぶりに演ると云う「ちりとてちん」は南光の得意ネタ。チラホラと南光風味も見られたが、かなりこごろう流にアレンジされている。豆腐の腐ったんは「長い恋人」「長崎物語」「長崎バナナ」「長崎チャンポン」を経て「元祖ちりとてちん」に。喜六はもとより、旦那も竹も意地悪そうなところがないのは、こごろうの人柄が投影されてるよう。細部が整理されてくれば師匠とはまた違った味わいの完成型が目指せそう。

 生喬のマクラで絵画盗作の話題から落語のパクリ事情へ。明確な著作権のない世界だけに、スジを通すことが重要と説く。(誰に?)
 「高津の富」も師匠の松喬の得意ネタとか。一言一句違わぬよう、師匠に付けてもらったとおりに演ってるとのことで、そのせいか全体的にややカタい印象。最初のホラ吹き男と宿屋の主人との場面はもう少し人物の対比がほしいところだし、二番を当てる妄想男の場面はもう少し幅がほしいところ。いずれも間とか緩急とかのレヴェルだが。

 中入りを挟んでふたりの対談。ともに「師匠の十八番は演りにくい」と云う話から、生喬がマクラで語っていた落語の伝承とパクリについての話へ。具体例には触れられなかったが‥‥
 ちなみに、「くっしゃみ講釈」でゴボウを振り回すのは生喬の工夫だそう。


 この日はおふたりとも師匠の得意ネタと云うことで、それぞれに緊張感があったのかも。もっとも、ラクゴリラのメンバーに対してこちらの要求が高すぎるってのもあるのかもしれませんが。
 それとは別に、マクラや対談での話題が興味深かったです。芸の世界も一般社会となんら変わらない、むしろ一般社会よりもスジを通すことを重んじる世界なんだなぁってことを目の当たりにした気がします。

 次回は 7 月 13 日(木)の予定。生喬さんの「入れ事根問」な「色事根問」に、乞うご期待!

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