笑福亭福笑独演会
2006/6/9 @大阪厚生年金会館芸術ホール
- 笑福亭 たま 「いらち俥」
- 笑福亭 福笑 「振り込め詐欺」 (作:阪野登)
- 旭堂 南鱗 「木津の勘助」
- 笑福亭 福笑 「刻うどん」
―― 中入り ―― - 笑福亭 福笑 「入院」
※ Vol. 21
厚生年金芸術ホールで全席自由。整理券発行情報があったんで、ちょっと早めに行ってみても、もっと早めに来てる人の列が向かいの公園までつづいてました。超気配りの C さんが整理券をゲットしといてくれたんで助かりました。(普通に列ばれてる方に申し訳ない気も‥‥)
開場が 30 分前倒し。どこに座るか思案してると、うしろから猛ダッシュのお客さんが強烈な席取り。ちょっと落語会にそぐわない雰囲気。
徐々に徐々に席が埋まり、2 階席にもかなりの入り。ってことは、千人近く入ってたことになります。福笑さん、えらい人気です。
開口一番のたまは、彼の古典のなかでも屈指の「いらち俥」。前半のヘタレ過ぎる俥屋、後半の市電との勝負に燃える俥屋、ともにテンションが高い。着物もはだけまくりの熱演で、客席もじゅうぶんあったまる。
南鱗も「木津の勘助」も初めて。木津で百姓をする勘助が大阪の材木問屋の淀屋十兵衛の財布を拾い、これがきっかけで勘助と十兵衛の娘が結婚する‥‥ってな話。
耳に心地良い語り口と慢性的な寝不足でスヤスヤスヤ‥‥。
福笑は新作「振り込め詐欺」から。振り込め詐欺の被害に遭った妻に、現職警官の夫が振り込め詐欺の見本を見せるって噺。見本と云いつつ、悪徳弁護士になりきった語り口が真に迫って本気モードになるも、妻の演技力のなさでしっちゃかめっちゃかに。
古典の「刻うどん」は、うどんは 4 玉ほど入ってそうな喰いっぷりで、袖を引く男には箸で目突き攻撃。なるほど福笑の芸はしっかり弟子のたまに受け継がれているとわかる。後半のうどんの不味さは、師匠が上をゆく出来。
中入りを挟んで新作「入院」は、神経性胃炎で病院に来た男が医者の物云いにやきもきし、同じ病室の全身骨折男を見舞いに来た友達とイジりたおし、火事騒動でてんやわんや。ありえないやり取りがあり得そうに見えてくるから不思議。
おおいに笑った 2 時間半。客席もドカンドカン来てました。
来年は指定席になるのか、それともさらに大きな会場で自由席を維持するのか。なにかとこだわりのある福笑さんには今後も落語の可能性に挑戦してほしいです。
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コメント
TrackBackにて福笑師匠の情報をいただいたところ
コメントへの書込みまで頂戴いたしましてありがとうございました。
たしかに福笑3本はずっしりしているかもしれませんね。
特に東京(両国シアターX)は200名ちょっとの
キャパシティですから、こちらで3本やっていただいたら
重たさもひとしおになるかも・・・
もっとも会場はもう満員ですので、次回あたりで客席のレイアウトをフルの300に戻して、次ぐらいはもっと大きな小屋でという
ことになるかもしれません。
この方は東京でも。もうひと化けしそうな気がします。
とりあえずは書き込みのお礼まで
投稿: りいちろ | 2006.07.26 01:20
>> りいちろ さん
福笑さんの新作は東京でもイケると思います。
あとは知名度でしょうね。
こちらは 1,000 人規模のホールですが、落語は 300 人くらいが妥当な気がします。
贅沢を云えば、肉声が届く範囲になるんでしょうが。
投稿: わさび | 2006.07.26 11:54