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RENEWAL 八天の会

2006/6/25 @KKR HOTEL OSAKA オリオンの間

  • 笑福亭 たま 「船徳」
  • 月亭 八天 「星野屋」
  • 月亭 八方 「蛇含草」
    ―― 中入り ――
  • 桂 勢朝 「桃太郎」
  • 月亭 八天 「夢の革財布」

※ 第 20 回 特別記念興行


 雨です。まぁ季節柄、仕方ない。気を取り直して出発。
 JR「森ノ宮」駅から歩いて 15 分、場所は悪いが立派な会場です。14 時開場で、14 時過ぎに行くと舞台設営中。チケットの半券を見ると 14 時半開場。まぁええ席を確保できたんでええんですけど。
 案内で「限定 120 名」とあったんですが、まずまず満席。


 開口一番はたま。マクラ代わりのショート落語ベスト(銃撃戦、健康飲料、北朝鮮問題、蜘蛛の糸、伝票争い)はなかなかのウケ。
 たま版「船徳」は所作が大きくわかりやすいおもしろさ。掛け声だけは一人前の船頭見習いの若旦那が同じところでぐるぐる。たまも座布団の上でぐるぐる。ええ感じで会場をあっためる。

 つづいて八天。ごあいさつやら八方の紹介やらをマクラに、「星野屋」を。星野屋の旦那に心中してくれと頼まれた手掛けのお花がいかに心中から逃れるか‥‥って噺。
 後半、旦那の心中がお花の本心を知るための狂言だとバラしてからのやり取り、旦那とお供の権助、お花とその母、4 人の駆け引きがなかなか。それぞれの演じ分けはもちろん、徐々に一枚上手との様相が加速。金が絡むいやらしい展開ながら、小気味良く聴かせる。

 中トリの八方は NGK の出番の合間に弟子の会へ出演。北海道と大阪の気候の違いから、昔の夏の過ごし方なんかをマクラに「蛇含草」へ。
 餅はひと口大の小餅。これをいきなり立て続けに 5 個食べる。曲食いでは「こんなもんな、ロナウジーニョでもでけまへんで」「今週からこれをテポドン 2 号と呼んでます」と時事ネタも。このあたりはさすが寄席に慣れてる者ならでは。
 ひさしぶりに八方の高座を観たが、軽妙で楽しい一席に。

 中入りを挟んで、初めて観る勢朝は、名前どおりえらい勢い。テレビ出演情報(NHK 連続テレビ小説『芋たこなんきん』の 10/10 放送分と、サンテレビの土曜 17 時半の天気予報)から、子供ネタへとつないで「桃太郎」を。
 とにかくテンションが高い。とくに父親のテンションが高くて、あれでは息子も寝てられんのでは?と思わされる。所作も大きく、布団のなかで暴れる息子を押さえつけて「布団のなかで気をつけ!」には爆笑。口跡も良く、賑やかに笑わせてもらう。

 トリの八天は、酒にまつわる話をマクラに「夢の革財布」をじっくり聴かせる。
 住吉の浜で拾った大金入りの革財布に大宴会で浮かれる夫、なにを夢見てんのと夫の尻をたたく妻。ふたりの心の機微を丁寧に描く。


 ゲストにつられて行った会でしたが、八天さんの丁寧な上手さを再確認。「百年目」や「立ち切れ線香」あたりを演ってもらいたいと思いました。
 ひさびさの八方さん、おなじみのたまさんも良かったんですが、某 Y さんパワー・プッシュの勢朝さんもなかなか。この日は好番組でした。

 次回は玉初堂アネックスホールにて 10 月 21 日(土)の予定です。

月亭八天 HATTEN WORLD

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コメント

出演者といい、演目といい、goodな会ですね。
師匠・八方師の助演もあたたかい雰囲気しますし、江戸ネタ改訂版もたくさんあっておもしろそう。「星野屋」は小佐田定雄氏脚色バージョンでしょうかね。勢朝さんのモタレもハイテンションでエグそうで見たかったなあ。
実力派・八天さんがもう少し吹っ切れて弾けてくれたら、もっと大きくなれるのになあと常々思います。益々の活躍に期待します。

投稿: 高岳堂 | 2006.06.26 18:51

>> 高岳堂 さん
八天さんは枯れるほど味が出てくるタイプのような気がします。
あせらずじっくり芸を磨いてもらいたいです。
八方さんは NGK の出番がなければもう少しいろいろ話されたと思いますが、忙しいなかでも弟子の記念の会に出てあげるあたりに師弟の絆を感じました。
昔、独演会で「ときどき八天に稽古を付けてもらってます」って云うてましたし。:o)

投稿: わさび | 2006.06.26 21:53

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