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大銀座落語祭 2006 (その 3)

2006/7/17 @ヤマハホール

【馬桜の落語カルチャー】

  • 鈴々舎 馬桜 《落語講座》


 鈴々舎馬桜さんを講師に迎え、10:30 から 12:00 まで 90 分の落語講座。ヤマハホールはきれいな会場で、キャパは 400 ほど。朝から雨が降ってたこともあってか、無料イベントにもかかわらず入りは 100 人弱って感じ。

 馬桜さんは立教大学の講師をされてるだけあって、講義形式のトークはお手のものと云った感じで、大学で使用した試験問題を配付して講座を展開。基本は舞台中央に立っての講義ですが、ときに高座で実演したり、ホワイト・ボードを使ったり、楽屋裏話に脱線してみたり、受講者をうまく惹きつけておられました。途中でストレッチ・タイムも。
 昔は先輩の噺家から「芸は盗むもの」と教えられたが、いまは意識的に伝承してゆく必要がある、とは、楽屋にいた某若手噺家さんに向けて。落語のテクニックもさることながら、文化・知識の伝承ってのも必要でしょうね。

 上方中心の私には楽屋話はピンとこないものもありましたが、さもありなんなエピソードの数々に笑わされました。なかなか内容の濃い 90 分でした。

 参考までに、講義で使った問題集を(勝手に)載せておきます。お暇なときにでも挑戦してみてください。(解答はコメント欄にあります)
 ただし、実際の大学での講義を聴いていないとわからない問題も含まれています。この問題に限らず、ご不明な点や疑問に思ったことなど、馬桜さんが「ホームページの掲示板に書き込んでもらえれば、わかる範囲でお答えします」とおっしゃれれてましたので、そちらもアクセスしてみてください。

落語とは、( 1 )の上に座って、(2)を着て、(3)でしゃべる芸。《落とし噺》。(1)には必ず前後があって、縫い目のない方が(4)。
使用する小道具は( 5 )と( 6 )である。このふたつでありとあらゆる道具を表現する。
最初に必ず挨拶をする。その話を( 7 )と云う。語源は( 8 )から出たと云われている。「あおによし」「千早振る」「たらちねの」などと同じである。そして本題へと入ってゆく。
《落語の芸》とは、( 9 )のものをより( 10 )、( 11 )のものをより美しく表現したものである。
落語は先行芸能から多大に影響を受けている。( 12 )や( 13 )からは、( 14 )に対する考え方がもっとも顕著である。その舞台空間のなかの( 14 )を( 15 )の( 14 )と云う。
( 16 )からは舞台のなかの上・下の関係を取り入れた。舞台中央に立って、その左側を( 17 )、右側を( 18 )と云う。では、なぜその左側が( 17 )なのかは、はっきりした説はないが、日本古来の書物『( 19 )』の神話編のなかに( 20 )が、その夫人( 21 )の死を悼み( 22 )の国へ訪ねる。醜い姿の( 21 )を見た( 20 )は急いでそこを逃げ出し、海で( 23 )をする。そして、自分の身を清め、( 24 )を洗うとアマテラスと、( 25 )を洗うとツクヨミ、最後に鼻を洗うと( 26 )が誕生する。
人形浄瑠璃( 27 )からは、その声の修行法を学んだ。声には 3 つの要素があって、( 28 )、( 29 )、そして( 30 )である。( 28 )は上から( 31 )・( 32 )・( 33 )とあり、さらにそれぞれを上・中・下と分けて、少なくとも 9 種類の( 34 )を使い分けなければならない。それに口調(しゃべり方)を変えて話すので、その登場人物がはっきりと描かれる。

大銀座落語祭 2006
鈴々舎馬桜

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投稿: わさび | 2006.07.19 13:43

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