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大銀座落語祭 2006 (その 4)

2006/7/17 @ヤマハホール

【危険な香りの落語会】

  • 古今亭 ちよりん 「子ほめ」
  • 三笑亭 夢之助 「寿限たら」
  • 月亭 可朝 「住吉駕籠」


 今回の密航の裏メイン、可朝さんの会ですよ。チケットを取るときはいちばん最後にとったんですが、最前列のド真ん中。やっぱり東京では興味を持たれないのかと思いきや、こちらも満席。数少ない当日券の争奪ジャンケンが繰り広げられてました。
 開演前に「第 2 部に出演予定だった横山ノックが緊急入院で欠席、代演に春風亭小朝と林家正蔵」のアナウンス。ノックさんが出るからこそ《危険な香り》であって、第 2 部は普通の座談会になりそう。


 開口一番にちよりん。「子ほめ」は、年齢のほめ方、赤ん坊のほめ方を習って、竹ん家へ直行。「初七日?」「お七夜って云うんだよ!」から、サゲは「ひとつで若けりゃいくつなんだよ!」「どう見ても半分でございます」。前座の仕事をきっちりまっとう。

 夢之助は軽妙洒脱な語り口でダジャレ連発のマクラ。ネタの「寿限たら」は、「寿限無」の「寿限無寿限無‥‥」の男と、「たらちね」(上方の「延陽伯」)の「わらわの姓名なるや‥‥」の女が結婚して新婚旅行に行く噺。テンポ良い口跡で笑わされる。
 かなり落語マニア向けのネタだと思ったが、可朝の会に来るくらいだから、みなマニアか!?!?

 そしてお待ちかねの可朝は、カンカン帽に眼鏡にちょびヒゲと、おなじみの格好で、扇子をひらひらと踊りながら登場。「いやぁ~ホンマにねぇ。ホンマだっせ」連発。マクラ代わりに横山ノックの慰謝料分析。《判定》をキーワードにマクラをつなぎ、うまい流れで「住吉駕籠」へ。
 意外と云っては失礼だが、さすがは米朝一門の筆頭弟子。たしかに演り慣れてなさを感じさせる部分もあるが、余裕のあるしっかりとした語り口で、想像以上にきっちりと古典世界を描く。


 可朝さんもさることながら、夢之助さんも楽しめました。めずらしい物を見せてもらった感で大満足。
 このあと第 2 部もあったが、途中で抜け出して大阪へ。

大銀座落語祭 2006

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