« らくご道 笑福亭生喬と桂こごろうの落語会 | トップページ | たまよね RX »

講談文月毎日亭 (十四日目)

2006/7/14 @直木三十五記念館

  • 旭堂 南湖 『寛政力士伝』
  • 神田 愛山 「おとなしい凶器」
  • 旭堂 南海 『難波戦記』
  • 神田 愛山 「四谷怪談」


 3 日目以降、都合が付かずに行けなかった毎日亭へ。
 受付には南湖さん。この日は神田愛山先生がゲスト出演と云うことで、特別料金の 2,000 円を払ってなかへ。この日の入りは 16 人。通し券で皆勤の方もおられるとか。


 まずは南湖。横綱を初代から日に 3 人ずつ覚えて暗唱しているそうで、この日は第 42 代まで。
 『寛政力士伝』、小野川と戦いたくない雷電に知恵を貸そうという猪名川。しかし、結局は雷電と小野川の取り組みに。‥‥

 いつ計っても 32 度の東京の自宅から新感線で大阪へ駆け付けたゲストの愛山。初めてだが、独特の毒気のある、それでいて嫌味のない語り口。「南海・南湖と付き合ってると、ろくなことがありません」と云う顔がなんとも楽しそう。
 柳家喬太郎を褒めちぎってから、ロアルド・ダール原作のミステリー「おとなしい凶器」。突然離婚を切り出した夫を発作的に冷凍羊肉で殴り殺してしまった妻。倒叙物かと思いきや、ラストにクスリとさせる話が愛山にフィット。

 南海は愛山とのエピソードをマクラに『難波戦記』へ。大坂城へ入城した真田幸村、息子の大助に活躍の舞台を与える。
 合戦の場を現在の場所で解説を入れ、イメージしやすい工夫が。曰く、近鉄上本町駅とハイハイタウンの間。講談ゆえ、真偽のほどは‥‥

 照明を落とし、再度、ゲストの愛山。季節ネタの「四谷怪談」と云うことで、入門したての寄席で幽霊の役をしたときの話や、田宮神社へのお参りの話をマクラに。
 講談のお岩は、薬を盛られて顔が崩れるのでなく、もともと醜くかった顔が怪我でますます化け物のようになる。緊張感のある話に、ときおりクスグリを入れて緩和させる、緩急自在の語り口。
 惜しむらくは、中ほどで観客の携帯電話が鳴ったこと。演者に責任がないだけに、なんとも残念。こころなしか、その後の語りにさらに力が入っていたようにも感じられる。


 会もなかばとなりますが、南海・南湖の御両人は体調も維持しつつ続けられている様子でした。
 愛山先生は初めてでしたが、かなり良い感触でした。力むこともなく自分の世界に引っ張り込む、ゆったりした語りのリズム。この日はネタも良かったと思います。
 携帯電話はほんと残念。南湖さんもとくにアナウンスされてませんでしたし、観客の良識にゆだねられてるわけです。せめてマナー・モードにはしておいてもらいたいです。

旭堂南海 FUN (ファン・サイト)
正直南湖
直木三十五記念館

|

« らくご道 笑福亭生喬と桂こごろうの落語会 | トップページ | たまよね RX »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 講談文月毎日亭 (十四日目):

« らくご道 笑福亭生喬と桂こごろうの落語会 | トップページ | たまよね RX »