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できちゃった二人会 あやめ&たま

2006/7/22 @茶臼山舞台

【オレがアイツか、アイツがオレか】

  • 笑福亭 たま 「練炭焚いたらサヨウナラ」 (作:桂あやめ)
  • 桂 あやめ 「船徳っ子ちゃん」
    ―― 中入り ――
  • あやめ、たま 《じゃんけん》
  • 笑福亭 たま 「盗人の仲裁」
  • 桂 あやめ 「瀞満峡」 (作:笑福亭福笑)
  • あやめ、たま 《トーク》


 開場ちょっと前に行くと 10 人くらいの待ち行列。開場後も続々と詰めかけ、30 人以上に。これまでで最高の入りです。


 この日はふたりの持ちネタを交換して一席ずつ、ふたりの師匠(文枝と福笑)の持ちネタを交換して一席ずつ演ると云う趣向。
 まずはたまが、あやめの新作「練炭焚いたらサヨウナラ」を。インターネットの自殺サイトで募集を見て参加を決めた男が集合場所へ行ってみると、そこに待っていたのは、段田安則を気持ち悪くしたような男と、朝潮に似た女‥‥って噺。自殺に夢を見いだそうとする男と、くずしにかかる段田&朝潮。ラストが強烈な下ネタだが、ここはもう少し思い切りがほしい。

 あやめは、たまが江戸落語を 15 分に編集した「船徳」を、さらに主役を船場のお嬢さんに改作。
 船場の旦那に娘の徳子の船に乗ってやってくれと頼まれたふたりが渋々乗る、と云う設定。徳子が映画好きで、『タイタニック』のローズになりきり。サゲもきれいに決まる。

 頭をリセットするための中入りを挟み、あやめとたまが高座で出番順を決めるじゃんけん。勝ったたまが先発を選択。

 たまは文枝の持ちネタから「盗人の仲裁」を。盗みに入った家で飯を食いまくる盗人が、その家の嫁の腰巻きを嗅いだかと思ったら、その家の主人も、当の嫁さんまでも嗅いで確認する始末。ここらにたまスタイルが。
 後半は、夫婦喧嘩の末に主人が嫁に三行半を突き付けるも、お互いに好き同士だと再確認、間に立たされた盗人が困惑する‥‥って展開。この日の 15 時頃に思い付いたとのことで、ここらはかなりちぐはぐだったが、ネタがきっちり入れば以前観たバージョンよりもスッキリしそう。

 あやめは福笑の新作「瀞満峡とろみつきょう」。13 年前に福笑とのネタ交換の会で演って以来とか。マクラではその当時のエピソードも。
 家族 3 人でキャンプに出掛けるも車が故障。そこへ地元の男が馬車で現われ‥‥ってのが導入部。インディアンが出てきたり、ターザンが出てきたりと荒唐無稽で、サゲは SF チックに。
 あやめが演っても福笑カラーが強く主張するネタで、消化しきるのはなかなか難しそう。

 最後はふたりでプチ反省会。他人の得意ネタや新作は難しいって話から、落語会でネタが付く(同趣向のネタが重なる)こと、『できちゃったらくご!』では不思議とネタが付かない、等々。


 おふたりともネタを繰る時間を十分に取れなかったようで、もうちょっとの場面も散見されましたが、企画物と云うことを考えるとなかなか楽しめました。トークでおふたりの苦労話を聞いてると、やはりそれぞれの指向性が落語に反映されてるんだなぁと思いました。

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