« 講談文月毎日亭 (三日目) | トップページ | そごう寄席 »

片塩寄席

2006/7/8 @片塩カルチャーセンター

  • 桂 しん吉 「軽業」
  • 桂 まん我 「青菜」
  • 桂 団朝 「秘伝書」
  • 桂 しん吉 「蛇含草」

※ 第 8 回


 この日は行きたい会が目白押しでバッティング。かなり悩んで、近場の会をチョイス。近鉄南大阪線「高田市」駅から徒歩 3 分、私は自宅から徒歩 20 分。開場前には「桂しん吉」ののぼりが立ってました。
 ちょっと早めに着いたら一番乗りで、悪天候のせいか客足が鈍い。それでも開演直前にぼちぼち集まり、60 人くらいは入った感じ。若いお客さんもチラホラ。しん吉さんのファンかな?


 世話役の方の挨拶につづき、まずしん吉が登場。地元・大和高田市のネタをマクラに「軽業」へ。初心者向けに所作のこまかい解説入りで。怪しい見せ物小屋は、一間の大イタチ、取ったり見たり、オオカミ男、こなきじじい。
 後半の軽業小屋の、外観からの状況説明はもうちょっとゆっくりしゃべってもらわないと、とくに初心者はイメージしにくいだろう。扇子を使った綱渡りの太夫の足下を見せる場面は、綱の揺れも表現して芸がこまかい。

 まん我は季節物の「青菜」。植木屋が表情豊かでおもしろい。美味そうに飲み食いする場面が多く、仕込み噺でわかりやすいこともあり、ウケも上々。

 団朝は、桃太郎や鶴の恩返しなどの昔話、車のバック・ミラーの怪談話など、マクラ代わりに小咄をいろいろ。これで自在に観客をコントロールし、団朝ワールドに誘導。
 ネタは「秘伝書」。めずらしい噺だが、簡単に先が読める。しかし、マクラの爆笑に引きずられてええ感じの盛り上がりに。これは演者の勝利。

 最後にふたたびしん吉。「蛇含草」はきっちり吉朝の型だが、もうちょっと的確なリズムがほしい。とくに、餅好きの男が訪ねた先の涼しさと自宅の暑苦しさを詳細に説明するくだり、ここはそれぞれゆっくり始まって徐々にテンポ・アップしていってほしいところ。
 この噺、餅好きにはたまらないが、やっぱり美味そう。曲食いの場面で「お染久松夫婦投げ」と、「愛宕山」の土器投げのと云い間違えたのはご愛敬。曲食いの最後は「箕面の滝食い」で餅が天井に。


 団朝さんとまん我さんはかなりウケてました。とくに団朝さん、謙遜しつつもさすがにキャリアを感じさせる上手さがあります。
 しん吉さんはネタ選びで失敗してたってのもありますが、全体にやや練り込み不足も感じられました。ぼちぼち「この噺ならしん吉」ってのがいくつかほしい気もします。
 まぁなんにしても、私としては 4 席とも楽しめましたし、これで木戸銭 1,000 円はお値打ちだと思います。この『片塩寄席』は年に数回開かれてるようで、夏はしん吉さんの会になってるそう。次回は秋頃に開かれるようです。

 この日は奈良テレビの取材が入ってました。ひょっとすると、私がなんかの番組に出てるかも!?!?

|

« 講談文月毎日亭 (三日目) | トップページ | そごう寄席 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 片塩寄席:

« 講談文月毎日亭 (三日目) | トップページ | そごう寄席 »