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ミナミ落語サミット 雀さんフェスタ in 精華 (初日)

2006/8/10 @精華小劇場

  • 境 高彦 《ごあいさつ》
  • 林家 市楼 「阿弥陀池」
  • 小佐田、雀喜 《上方落語レクチャー》
  • 笑福亭 鶴瓶 「ALWAYS~お母ちゃんの笑顔」
    ―― 中入り ――
  • 桂 雀三郎 「崇徳院」

※ 第 1 回


 この日も初めての会場。とは云え、ここは前をちょいちょい通ったことがあったんで、すんなりと。会場前にはちょっとした露店も出てて、受付の方も浴衣で、『雀さんフェスタ』の名前のとおり、まさにお祭りの雰囲気に。
 ちょっと寄り道してから開場時刻を回った頃に到着したんですが、200 席強の会場はすでにえらい人に。
 ここはもともと小学校の体育館だったところを劇場にしています。後方が階段状になっていて、そごう劇場を小振りにした感じ。きっちりとした高座をしつらえてあり、舞台はなかなかええ雰囲気です。


 まず、境(雀さんフェスタ実行委員長)氏の挨拶。「近年のミナミは荒れていたが、最近は徐々に治安も回復してきた」「ミナミ活性化の一環として毎年開催したい」等々。やや長めのスピーチに、シビレを切らした客からヤジが。

 市楼は、携帯電話ネタから大阪弁ネタ、チャウチャウ・ネタとマクラをつないで「阿弥陀池」へ。いつもながらテンポが良い。ぼちぼち人物に色がほしいと思うのは贅沢か?

 ここで小佐田定雄(落語作家)氏が「雀の学校 夏季特別講座」と題して、上方落語に関するレクチャーを。実演は雀喜。上方特有の見台、膝隠し、小拍子の解説や、扇子や手拭いを使った所作を紹介。笑いも交えて楽しく。

 客席の照明が落ち、ゲストの鶴瓶の登場に観客は拍手喝采。マクラのサウナでのネタ繰りのエピソードから客席は大爆笑。
 《わたくし落語》の「ALWAYS~お母ちゃんの笑顔」は、鶴瓶と母との戦いの記録。序盤に勝敗の説明がなく、初めての人は混乱したかも。それでもそれぞれのエピソードがおもしろいから、客席からの笑いは絶えず。

 中入りを挟んで、トリの雀三郎は龍谷大学時代の学生闘争(を眺めていた)話から初恋の思い出へとマクラをつないで、恋わずらいの噺の「崇徳院」を。
 安定感は云わずもがな。ラスト、床屋と急ぎの客との話から、それが若旦那の惚れた娘の家の使いの者だとわかる場面で、ふたりの会話の声だけがフェード・アウトし、やっと手がかりを見つけ出してワナワナ震える熊五郎に転換する、と云う演出。これがなんとも映画的で、かなり良い効果に。ほかの噺にも応用できるかも。サゲは「割れても末に 買わんとぞ思う」。


 初日はわりとあっさりめの印象。落語は三席とも楽しめ、とくにトリの雀三郎さんには大満足でした。
 ただ、客筋が悪いとの印象を受けました。ゲストの鶴瓶さんがお目当てのお客さんも多かったようで、実際、私の隣の女の子二人組は中入りで帰ってしまいました。これは「もったいないなぁ」くらいで済むんですが、さらにその隣のチョイワルオヤジを気取ったおっさんが頻繁に床をドンドン踏み鳴らすタチワルオヤジやわ、やたら自己顕示欲の強い客が必要以上に手を叩いてリアクションするわ、ちょっと普段の落語会とは異質な、異様な雰囲気。ヤジる客も含めて、マナー云々以前の客が多かったように思います。

歌う落語家・桂雀三郎 (ファン・サイト)

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コメント

いつもバカ笑いして、ご近所迷惑。
反省・・・m(__)m

投稿: ころ | 2006.08.12 22:44

>> ころ さん
ツボで笑う分にはまぁ許容できますけどね。
この日はホンマに酷かった。
「阿弥陀池」の仕込みの段階で手を鳴らしてウケてましたから。
高座を潰そうとしてるのかと思いました。

投稿: わさび | 2006.08.13 17:59

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