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らくご道 笑福亭生喬と桂こごろうの落語会

2006/8/17 @上方亭

  • 笑福亭 生喬 《ごあいさつ》
  • 桂 こごろう 「兵庫船」
  • 笑福亭 生喬 「花の都」
    ―― 中入り ――
  • 生喬、こごろう 《対談:夕焼け日記》


 落語会はひさしぶり‥‥と思ってたんですが、8/12 に『上方亭ライブ』に行ってますし、その前日は『雀さんフェスタ』でしたし、普通の感覚やったらぜんぜんひさしぶりでもなんでもないでしょうねぇ。
 開場前からお客さんが列び、開演前には 40 人チョイくらいの大入りに。初めてのお客さんが 4 分の 1 くらいで、若い女性のお客さんが急増です。


 まずは生喬がいつもどおりカジュアルな格好で登場し、ごあいさつ代わりに天満天神繁盛亭の話題を。劇場のまわりに笹の苗を植えたりしたそう。かたい根が建物に影響しないか、ちょっと気になる。

 こごろうの「兵庫船」は師匠の南光から内弟子時代に稽古を付けてもらったそう。そのときの失敗談をマクラに本編へ。ちょっとした出番の脇役が多く出てくる噺だが、それぞれの人物像が浮き出てくるようなたっぷり感と、心地良いテンポ。
 出身地の訪ね合いで出てきたオーストラリア出身(?)の男を、そのあとの謎掛けの場面で「最前のオーストラリアの兄さん」と呼んだり、そのあとに船が止まってることを発見した男が「もしもし、おたくらそんなアホなこと云うて遊んでる場合やおまへんで」と忠告したり、ちょっとした会話で船の乗り合いの一体感を演出。フカに魅入られた客を見つけるために流す旅日記の中身は初公開?

 生喬は文化庁移動芸術祭としての旅公演でのこぼれ話をマクラに、能勢妙見山の北辰妙見大菩薩が描かれた御札を紹介。甲冑を着て刀剣を手にした菩薩像で、これが「花の都」に登場する。
 ずぼらな男が楽して儲けられるようにと能勢妙見山へ御百度詣り。満願の日、北辰妙見大菩薩が現われ、仰ぐと鼻が天狗のように高くなる団扇と、逆に低くなる団扇の 2 本を授かる。これを使って金持ちの娘の鼻をわざと高くし、それを治してひと儲け‥‥と云う噺。
 桂小南の速記本から起こしたとのこと。とくにストーリーの後半がばかばかしく、鼻がどこまで伸びたか、その鼻の上を歩いてゆくくだりは「さくらんぼ」を思わせる。2 本の団扇は、大きさの違う扇子を 2 本用意し、視覚的にもわかりやすく演られた。

 中入りを挟んでの対談では、「花の都」について、高校野球から母校対決、生喬の『朝日東西名人会』出演交渉の顛末、今後の『らくご道』、などが話題に。


 落語もトークもたっぷりって感じの 2 時間でした。とくにこごろうさんの「兵庫船」が、ちょっとトチリもありましたが、船旅の情景が目の前に広がるようで楽しかったです。
 次回は 9 月 28 日(木)の予定です。

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コメント

いつもながらすばらしいレポートですね!
落語会に行けなくてもわさびさんのブログを読めば
落語会に行った気分になれそうです。
最近お客さんが増えたので、あの会場では狭くなってきましたね。
また遊びに来ますのでよろしくね♪


投稿: ゴマちゃん | 2006.08.19 00:00

>> ゴマちゃん
うれしいこと云うてくれますねぇ。
なんもないけど、ちょっと天ぷらで一杯‥‥。
上方亭は秘密クラブみたいな雰囲気で、キャパ的にも観る側としたら丁度良いんですけど、もうちょっと増えてきたらキツいかもしれませんね。

投稿: わさび | 2006.08.19 00:42

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