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たま・南湖 二人会 (三日目)

2006/9/7 @茶臼山舞台

【真景累ヶ淵 VS 寛政力士伝】

  • 笑福亭 たま 「シンケイ累ヶ淵 Episode 3-1」
  • 笑福亭 たま 「へっつい盗人」
  • 桂 三金 「質屋蔵」
  • 笑福亭 たま 「シンケイ累ヶ淵 Episode 3-2」
  • 旭堂 南湖 「寛政力士伝 雷電、小野川の弟子を殺す」

※ 第 5 回


 雨はあがるも、なんともスッキリしない天気。日が差さなくて気温が上がらず、湿度がそれほど気にならない分、しのぎやすくはありましたが。そんななか、入りは 12 人と微減。


 この日のたまの「シンケイ累ヶ淵」は、なぜか落語を挟んで 2 部構成に。
 豐志賀と恋仲になった新吉が豊志賀の稽古屋へ通うお久と親しくなる。ときを同じくして豊志賀が病に冒され、新吉は豊志賀を見捨ててお久と田舎の叔父のもとへ逃げる。豊志賀は遺書に新吉への恨み言を残して死ぬ。その後、新吉ははずみでお久を殺してしまい、それを甚蔵と云う男に見られてしまう。‥‥と、ここまでが前半。
 後半、お累と云う女と夫婦になった新吉は二人の間に子供を授かるが、おしずと云う女に入れ込み、お累は自殺してしまう。‥‥つづきは明晩。

 たまの「へっつい盗人」は、アホの男がポイント。小便するとき、竹の垣を動かすとき、とにかく清八にしつこく断りを入れる。この繰り返しがおもしろみを増幅。

 新作で観ることの多い三金だが、旦那や番頭などはニンに合った感じでなかなか。「質屋蔵」の番頭は華奢なイメージだが、口跡の良さでそれほど違和感もなし。所々でセリフのつまずきが目立ったが、今後の稽古量と高座経験でかなり良くなりそうな印象。
 ちなみにこの日は、翌日の『雀喜・三金 二人会』の試運転だったようで、本番で脚のシビレに耐えられるかをチェックしたかったとか。

 南湖の「寛政力士伝」は、これまでのダイジェストから雷電と八角の取組へ。張り手一発で雷電の勝利。負けた八角の顔がみるみる腫れ上がり、そのまま死んでしまう。この一番だけで雷電の張り手は禁じ手となる。
 3 年後、徳川第 11 代将軍・家斉の上覧相撲で、幕の内入りした雷電は小野川の弟弟子の陣幕との取組となるが、相撲上手の陣幕に負けてしまう。谷風と小野川の取組は谷川に軍配。
 翌年、雷電と陣幕がふたたび顔合わせ。‥‥と云うところまで。またも腕は折られず。
 あっちこっちへ脱線しながら、ゆるりとした語り口で観客を押したり引いたり。


 日に日におもしろくなってきます。とくに南湖さん、本編の「寛政力士伝」もさることながら、脱線ぶりがたのしいです。
 この日の客席にはリピーターのみ。日を追うごとに茶臼山舞台の濃度が濃くなってるようです。

らくごの玉手箱
正直南湖

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