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天満天神繁昌亭 こけらおとし公演 (五日目 第三回)

2006/9/19 @天満天神繁昌亭

  • 笑福亭 瓶生 「大安売」
  • 桂 楽珍 《漫談》
  • 笑福亭 学光 《腹話術》
  • 桂 米蔵 「狸の賽」
  • 林家 染丸 「蛸芝居」
    ―― 中入り ――
  • 《口上》
  • 月亭 八方 「秘伝書」
  • 三遊亭 小遊三 「野ざらし」


 夜の繁昌亭は提灯に灯が入って、なんとも云えんええ雰囲気。入口には開場を待つお客さんが多数。一番太鼓は染雀さんでした。
 会場入りして、まずは「繁昌亭 NICOS VISA カード」の申し込み。いつでも前売り料金で入場できるってのが魅力です。繁昌亭の手拭い(おそらく彦八まつりで売ってた、噺家の名前入りの手拭い)をおまけにもらいました。申し込みを済ませて客席に行くと補助席も出てたんで、指定席は完売だったと思います。
 この日のお目当ては、『笑点』でもおなじみの《便所でお尻をフク会長》こと三遊亭小遊三さん。ほかにも染丸さんに八方さんと、私的になかなかの好番組です。


 開口一番の瓶生は「大安売」をきっちりと。もう少し勢いがほしいところ。

 つづく楽珍は故郷の徳之島ネタや小咄など。なかなかおもしろかったが、普通に落語を演った方が良かったかも。せっかくの出番がチともったいない感じ。

 学光は「弟子を出させてもらってよろしいですか?」と、風呂敷から腹話術人形の「小学光」を。小咄「鶴の恩返し」を 3 題と、「桃太郎」を《た》抜きで。なかなかこなれていてたのしい。

 現在は山梨に住んでいると云う米蔵は、いくつか小咄を演ってから「狸の賽」を、マクラ用小咄からきっちり米朝の型で。

 染丸は「上方らしいハメモノの入る噺を」と「蛸芝居」をたっぷり熱演。芝居の所作はきっちりと、タコの表情は滑稽に。にぎやかでたのしい一席に。

 中入りを挟んで口上は、下手側より進行の八方、小遊三、染丸、米蔵。米蔵の脱線をさらに引っ張るなど、八方の手慣れた仕切りがおもしろく、なごやかな口上に。
 なぜか米蔵だけ普通の着物姿。黒紋付きと袴を忘れたか?

 八方は男女の寿命差から大阪のおばちゃん、昔の夜店でのだまし商売とうまくマクラをつなぎ、「秘伝書」を。小品ながら、八方ならではの語り口でテンポ良く聴かせる。

 トリは東京からのゲストの小遊三。マクラに男の道楽の経年変化で江戸落語の口調に観客を慣らしつつ、下ネタもちょこっと挟んで、釣りの話題から「野ざらし」へ。軽やかな口跡が小気味良く、脳天気な八五郎のキャラが秀逸。八五郎が骨を釣ろうと向島でひと騒ぎするところまで。


 開口一番からトリへ向けて徐々に盛り上がる好番組でした。小遊三さん、染丸さん、八方さんと口上だけでも元は取れた感じです。
 小遊三さん、良くウケてました。もっと観たいですねぇ。年に 1 回くらい、繁昌亭で主任をお願いしたいです。

天満天神繁昌亭

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コメント

入院中の米朝師に見舞いに来なかった唯一の直弟子は米蔵らしいですが、遠路の出番のついで(!)にゆっくりと退院後の師匠宅にお邪魔されているのでしょう。

投稿: 高岳堂 | 2006.09.20 22:35

>> 高岳堂 さん
山梨からだと、見舞いだけに来るには遠いでしょうね。
これからは年に何度かくらいは繁昌亭に出られるでしょう。

投稿: わさび | 2006.09.21 00:12

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繁昌亭こけらおとし公演に再び行ってきました。 (ものすごく長文です。あしからず。) こけらおとし公演はほぼ完売で、繁昌亭のすべり出しは好調のようです。 18日第2部の一番手は、桂吉坊さん。 出てきただけで、客席を和ませる可愛らしい容姿の吉坊さん。 持ち時間が少ない中、旅話「東の旅・発端」のさわりをテンポ良くポンポンと。 きちんとした立ち居振る舞いで話も上手く、聞いていて爽やかでした。 東京でも人気�... [続きを読む]

受信: 2006.09.22 05:21

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