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エレベーター企画 『K-PAX 光の旅人』

2006/9/16 @プラネットホール

原作: ジーン・ブルーワー 『K-PAX 光の旅人』 (角川文庫/翻訳:風間賢二)
脚本・演出: 外輪能隆
出演: 岩崎徹(劇団息吹)、菊田克也(演団劇箱)、虎走萌(劇団くすのき)、十六針刃太郎(劇団往来)、高野明子(厄プロジェクト)、田端遊(フラワー劇場)、土本ひろき(エレベーター企画)、戸口基子(厄プロジェクト)、夏原幸子(劇団大阪)、前田都貴子(劇団未来)、三品佳代(劇団 MAKE UP GELL)、山本隆史

―― これで地球にさよならだ。

 4 千光年離れた K-PAX という惑星からやってきたという男、プロート。精神異常と診断され、マンハッタン精神医学協会へ送り込まれた彼は不思議な力で病院の人々に癒しを与え、高名な学者たちしか知り得ない天文知識で専門家たちを圧倒する。
 だが、誰もが彼を異星人だと信じ始めたころ、医師たちはプロートの衝撃の事実に直面することになる。
 果たしてプロートにとっての真実とは? そして、我々にとっての真実とは?
 彼が K-PAX に帰る日、真実が明らかになる。

(パンフレットより)

※ 大阪春の演劇まつり 30 周年記念公演


 こと座の 2 重星を中心に 8 の字軌道をとる K-PAK を模した舞台。黒い舞台の軌道上には白い丸椅子がいくつも設置されており、衛星のよう。
 出演者のほとんどが医師と患者の二役で、黒の上下で患者を、白衣を羽織って医師を演じる。

 自ら異星人だと云うプロートと、プロートの故郷 K-PAX の存在が徐々に信じられてくる。ファンタジー色の強いストーリーがあるきっかけからミステリーへ一変し、プロートの正体が明らかにされてゆく。そこから終盤への転落、そして神秘的なラストと、たたみかけるような展開。


 原作に寄るところは大きいと思いますが、エレベーター企画にしてはエンターテインメント色の強い作品でした。
 それでも、後方スクリーンの映像、ライヴ・カメラを使った演出、派手さを抑えた照明など、演出の外輪自らパンフレットに「この 10 年間に培った演出の《おいしいとこ》を盛り込んでいます」と書いてるとおり、エレ企らしさの強い演出だったと思います。
 役者の技量に差があったようにも思いますが、記念公演と云うことで、あえて様々な劇団からキャストを選んだんでしょう。

 宇宙と云う外空間への拡散と、精神と云う内空間への凝集が感じられる、良い舞台でした。

エレベーター企画

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