染左開発計画
2006/9/9 @ワッハ上方レッスンルーム
- 桂 佐ん吉 「池田の猪買い」
- 林家 染左 「桃太郎」
- 林家 花丸 「茗荷宿」
- 林家 染左 「七段目」
―― 中入り ―― - 林家 染左 「皿屋敷」
※ 第 24 工区
こごろうさんの会で好印象だった染左さんの会へ。花丸さんが出られるってのも大きな魅力で、そっちが本命だったり!?!?
初めてでしたが 50 人くらいの入り。観る側からすればこれくらいが丁度良いように思います。
開口一番の佐ん吉は自虐的ギャグで軽くつかんでから「池田の猪買い」へ。スピーチ・スピード・コントロールはまずまず。冷え気の男のお灸話やありったけ着込んでくるくだりは端折り、独自のクスグリをちょこっと加え、かなり調子が良い感じ。が、後半に舌のまわりが悪くなり、それであせったか時間が気になったか、またも早口に。惜しい!
ゲストの花丸はマクラで染左をほめちぎり、なんとかその晩の酒代を浮かそうと云う算段。
花丸の「茗荷宿」は 2 度目だったが、やはり宿屋の女将のカリカリ具合が秀逸。泊まり客の夕飯のミョウガ尽くしもたのしい。翌日、その泊まり客が出発する場面のテンポと自然さもさすが。
染左は 3 席。まず「桃太郎」は子供のこまっしゃくれ具合が秀逸。
「七段目」は吉朝のと比較しながら観たが、やはりこまかい部分に違いがいろいろ。こちらも定吉がなかなかええ感じ。袴姿で出てきたんで芝居の真似事で大きな所作を期待したが、それほどでもなくチと残念。
中入りを挟んで「皿屋敷」。これは春團治に稽古を付けてもらったそうで、きっちり春團治の型。しっかり稽古されたようで、安心して観ていられる。もう少し肩の力が抜けてきたらかなり良くなる予感。
5 席で 2 時間、かなりサクサクした会でした。内容的にも満足度が高く、あっさりしてるのに旨味がある感じで楽しめました。
次回は 11 月 11 日(土)の予定です。
| 固定リンク
コメント