« 彦八まつり 奉納落語会 (その 2) | トップページ | 戦利品 »

ビギナーズラック

2006/9/3 @TORII HALL

【上方落語、お江戸でござる】

  • 桂 かい枝 「いらち俥」
  • 桂 吉弥 「芝浜」
  • 桂 かい枝 「星野屋」
  • かい枝、吉弥 《トーク》

※ Vol. 02


 初回が大入り超満員だっただけにどうなるかと思いましたが、『彦八まつり』と重なったからか入りは 70 人程度。まぁこちらとしては隣に気を遣うことなくゆったり座れて楽でしたが。
 開演前のラジオ風トークも続投。前回はカラオケ・ボックスでの録音でしたが、今回はスタジオで録音したとのこと。


 この日はかい枝が 2 席。まずは「いらち俥」を、いらちの俥に乗って北へ向かって市電とぶつかりそうになるところまで。きっちり演るも、なぜか笑いがうねりにならず。
 2 席目の「星野屋」は江戸でよく演られる噺で、元々は上方ネタ。こちらでは文珍、八天あたりが掛けている。星野屋の旦那が手掛けのお花に手切れを申し出るが、話の流れで心中することに。そんな気はないお花が母親に相談し、旦那をだまして逃げ帰るが‥‥ってな噺。性根の悪そうな女を好演。

 吉弥は米朝の状況報告でひとしきり場をほぐしてから「芝浜」を。こちらでは雀三郎が舞台を大阪に移して「夢の革財布」と題して演られてるが、吉弥は浜の場所をぼやかして江戸スタイルでそのまま演ったよう。ただし口調は大阪弁で。
 腕の立つ魚屋の魚熊の仕事っぷり、酒に目がなく仕事にあぶれる様を描いてから、女房に起こされる場面へ。「夢の革財布」ではこの部分はカットされてたと思うが、この部分で人物像がグッと膨らむよう。後半もたっぷり聴かせる。

 落語のあとのトーク、まずは今回のネタについて。「江戸落語を演る」と云うテーマだったが、かい枝の「星野屋」は元々は大阪ネタだったことをあとで知ったそう。心中ネタは大阪では流行らなかったのかも。
 その後は『大銀座落語祭』で撮ってきたビデオを観ながらいろいろと。自分も行ってた会場でニアミスしてたようで、なんとも懐かしい感じ。今回は高座の後ろに映していたんで観やすい。ただ、素人の撮影ゆえ、カメラの揺れがキツすぎ。


 吉弥さんの「芝浜」はたっぷり感もあってなかなか良かったです。かい枝さんの「星野屋」はお花とその母親の性根の悪さが秀逸。ただ、せっかく「江戸落語を演る」と云うテーマ設定した会なんですから、トークで選んだ経緯や稽古についてもうちょっとあれこれ語ってもらいたかったです。
 高座の出来としては 3 席とも良かったとは思うんですけど、個人的には全体としてちょとはじけきれなかった感じがしました。

 終演後に『彦八まつり』へ。‥‥

桂かい枝の さぁかいしでーす!!
桂吉弥ホームページ

|

« 彦八まつり 奉納落語会 (その 2) | トップページ | 戦利品 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ビギナーズラック:

« 彦八まつり 奉納落語会 (その 2) | トップページ | 戦利品 »