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平成紅梅亭

2006/10/24 @天満天神繁昌亭

【天満天神繁昌亭開亭記念落語会】

  • 《口上》
  • 月亭 八方 「秘伝書」
  • 林家 染丸 「豊竹屋」
  • 桂 ざこば 「子は鎹」
    ―― 中入り ――
  • 桂 春之輔 「死ぬなら今」
  • 桂 三枝 「アメリカ人が家にやってきた」
  • 《大喜利 イケメン噺家 vs 上方笑女隊》

※ 第 66 回


 某吉朝ファン C さんのお誘いで『平成紅梅亭』の公開収録へ。私も 4 枚応募したんですが、選にもれました。‥‥
 今回は繁昌亭オープン記念で特別に繁昌亭にて収録。よみうりテレビのスタジオよりゆったり座れてかなり楽です。落語会でよくお見かけるようなお顔は少なく、初めて落語を観ますって感じのお客さんが多い印象。もちろん満員で、通路にパイプ椅子も設置してギッシリ。(個人的には通路の補助席はやめてほしいです)
 固定カメラ 4 台にハンディ・カメラ 2 台と、かなりの気合い。普段でもこんなに使ってないのでは?


 まずは口上。下手側より、進行の八方、染丸、三枝、ざこば、春之輔。自由奔放な八方や春之輔にざこばがブツブツ。染丸はやわらかく、三枝はきっちり。

 落語はまず八方から。母親や夜店の思い出話から「秘伝書」へ。短い噺ながら、八方の間合いで聴かせる。楽して暮らす方法が書かれた本を 500 円で買って帰って読んだときの落胆具合がいつもながらおもろい。

 つづいて染丸が「豊竹屋」を。なんでも浄瑠璃にしてしまう豊竹屋節右衛門が大げさに笑うところがおもしろい。そこへ口三味線の花梨道八がやってきて掛け合いをにぎやかに。
 噺が終わって「寄席の踊りを‥‥」と、「奴さん」に「姐さん」。なんとも優雅。

 中トリのざこばは、言葉がわからんようになってきたってなマクラから、実際に持ってきたかすがいを見せてから「子は鎹」を。
 母親がひとり息子の寅を連れて、父親の形見に金づちを持って出ていくくだりを入れ、その後に改心した父親の状況をわかりやすく。たっぷり演ったわりにサゲがバタバタッと終わった印象でもったいない。

 中入りをはさんで、春之輔はやっぱりの「死ぬなら今」。閻魔大王は貫禄不足だが、絜兵衛けちべえとのやり取りは抜けた感じでおもしろい。“芸者ワルツ”の替え歌の“亡者ワルツ”はちょっとだけ上達。

 トリの三枝は英語にまつわる話をマクラに、アメリカ人のホームステイを受け入れるために、一家揃って英語を覚えるのに悪戦苦闘する噺。勝手な英語名を付けたり変な英語を駆使したりの前半もさることながら、大阪弁のアメリカ人が登場する後半がたのしい。

 最後に《イケメン噺家 VS 上方笑女隊》と題して大喜利。イケメン噺家として、笑福亭銀瓶、桂三若、桂春菜、月亭八光。上方笑女隊からは、露の都、内海英華、桂あやめ、桂三扇。司会は三枝。
 三枝の司会はさすがに手慣れたもので、都のにぎやかさで明るい雰囲気に。銀瓶の三枝への切り込み具合が見どころだが、天然の三扇がすべてをかっさらってしまう。詳細は放送で。


 盛り沢山の番組で、たのしい 2 時間半でした。
 初めてっぽいお客さんが多くて《落語は笑うもの》と云う先入観もあったのか、どの場面もめちゃくちゃウケてました。たしかにおもしろかったんですが、「子は鎹」でもバンバン笑うんで、「そらちょっとちゃうやろ」と思ったり。とくに、前でバカウケしてた学生風のカップルと、後ろで「うんうん」「へぇ~」「ああそう」と声を出してリアクションしてるおばちゃんが気になって。まぁたのしみ方はそれぞれなんですけど。これをきっかけに、お金を払って観に行くお客さんになってくれることを期待します。

 放送は 11 月 14 日(火)25 時 59 分(深夜 1 時 59 分)より 10 ch で。

平成紅梅亭

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