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片塩寄席

2006/10/8 @片塩カルチャーセンター

  • 桂 文鹿 「タヌキハブラシ」 (作:桂文福)
  • 桂 しん吉 「親子酒」
  • 桂 福楽 「代書」
    ―― 中入り ――
  • 桂 文鹿 「崇徳院」

※ 第 9 回


 秋晴れの午後、徒歩 20 分で会場へ。ほぼ開場頃に到着し、案内ハガキ割り引きの 900 円で入場。定員 100 名と云うことでしたが、ほぼ満員になりました。客席はおばちゃん&おばあちゃんが 8 割です。


 世話役の方の挨拶のあと、開口一番は文鹿。見た目と違って物腰やわらかく、丁寧な語り口。マクラに軽い話題をつないで、師匠の文福の新作「タヌキハブラシ」を。
 タヌキの毛で作ったタヌキハブラシを売り出すべく、社員が知恵を絞って CM 曲を考える‥‥って噺。前半は最近流行りのや毎度おなじみの CM 曲がポンポン飛び出し、後半は替え歌風の CM 曲で、全体ににぎやかでたのしい。

 しん吉は阪急電車の色で指定したはずが近鉄電車の色で仕上がってきた一級化繊の着物で。酒の話題や酒飲みの小咄から「親子酒」へ。
 酔っぱらいの目付きは抜群ながら、身体全体の動きが小さくまとまり過ぎの感あり。端々に師匠の吉朝の面影が観られて、なんともうれしい。

 ゲストの福楽は「ブッシュ大統領に会った阿部首相の第一声」でつかみ、無筆の小咄から「代書」へ。
 基本は春團治の型できっちりと。たいがい代書屋はやや横柄な感じに演られることが多いが、福楽のはちょっと愛想がええ感じで、無筆の男のアホな物云いにだんだんキレてくる。この無筆の男がまた脳天気でノリノリ。
 クスグリも含め、こまかいところまで丁寧に整理されてて、福楽味がしっかりとしみこんでいる。噺の構成や演出もさることながら、笑いどころをわかりやすく提示する息と間が抜群。観客のウケも上々。

 中入りを挟んで、トリは再登場の文鹿。もともとしん吉が 2 席演る予定だったのが急遽、文鹿が 2 席演ることになったそうで、着物を用意してなかったとのこと。帯くらいは‥‥と云うことで風呂敷で代用。
 演し物の「崇徳院」はやや荒い出来ながら、手っ伝いの熊五郎が文鹿のニンに合った感じで、全体の雰囲気は良い。サゲは鏡が割れる型で。


 この会の秀逸はゲストの福楽さん。ドッカンドッカンとウケまくりで、ファンとしてもうれしい 1 席に。文鹿さん&しん吉さんも好演でしたし、値段分以上は十分にたのしませてもらいました。
 ここの会場は靴袋に靴を入れて客席へ持って入るんですが、これがガサガサと音のするタイプの袋で、あっちでもこっちでもガサガサガサガサ耳障り。隣のおばちゃんなんかは靴袋の上に足を乗せて観てるんですから、そら音もしますわ。ここらは改善してもらいたいです。

 次回は第 10 回と云うことで、ちょっと豪華な企画もしてみたいってなことを云われてました。日程は未定ですが、いまから楽しみです。

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