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出没!ラクゴリラ

2006/10/17 @ワッハ上方レッスンルーム

  • 桂 雀五郎 「初天神」
  • 桂 こごろう 「兵庫船」
  • 林家 花丸 「天災」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭 生喬 「虱茶屋」
  • 桂 つく枝 「天神山」

※ 第 64 回


 前日の『LOUD PARK 06』で満身創痍ながら、これだけは外せないラクゴリラへ。
 開場直後の人でごった返したエレベーター・ホールに人気のほどがうかがえます。出演者総出で入場整理。ここらもちょっとうれしいですね。
 入りはザッと 80 人くらい。ええ感じです。


 開口一番の雀五郎「初天神」からえらい盛り上がり。どこまでわかってんのかエロ話を詳細に語る生意気盛りの寅ちゃんがおかしく、隣のおっさんもええノリで。みたらしだんご屋のくだりまで。

 こごろうは先週、ラクゴリラの会で東京へ行ったときのエピソードからアンチ東京を宣言。遠征旅行のマクラから旅ネタの「兵庫船」へ。
 船客が乗り込んだあたりで携帯電話が鳴って動転したか、船が沖へ出てから使うのがかいか混乱。
 下座も緊張の糸が切れたか、フカに魅入られた人を見つけるために持ち物を流すもハメモノのタイミングがかなり遅れて動揺。その後はきっちり太鼓も入り、「最前よりスーッと流れた」「あんたちょっと魅入られてまっせ」とアドリブでギャグに転換。
 数々のトラブルを乗り越えて、なんとか無事最後まで。

 花丸は東京のラクゴリラの打ち上げでカラオケ・ボックスに行った話から、自宅へ帰ってから奥さんと喧嘩した話へとマクラをつないで「天災」へ。
 前の嫁はんが飛び込んできてもめてた隣の家へ意見しに行ったいらちの男、紅羅坊奈丸先生のあごヒゲを触るクセをまねつつ、間違いまくりの説法は花丸流にアレンジ。これがまたおもろい。

 中入りをはさんで、生喬はマクラからたっぷり。繁昌亭の昼席に出てるって話題から、上方落語のなかの言葉についてと、なかなか興味深い内容。昔ながらの浪花言葉については福笑が詳しいとか。
 繁昌亭はサラ(初めて)の客が多く、かと云って「犬の目」「道具屋」「時うどん」ではいかん、「動物園」で「パンくれー!」ばっかりではいかん、と。ここでこごろうが乱入して「『動物園』、めちゃめちゃおもろいやんけ!」。真意は、いろんなネタを演らんといかん、と云うことで、珍品の部類に入る「虱茶屋」を。
 さる旦那が小瓶にシラミを詰めてお茶屋へ。芸者や幇間の背中にシラミをふりかけて、こそばがるところを見てたのしむ‥‥って噺。幇間が踊りながらシラミを潰す様が、洒落てるようでなんともおもしろい。

 つく枝は東京行きの新幹線での出来事から、食べ物ネタをはさみつつ、長距離バスで観た映画『忠犬ハチ公』の話題へとマクラをつなぎ、「天神山」へ到達。
 変チキの源助が墓見をする場面、しびん酒におまる弁当をなんとも美味しそうに飲み食い。ここらはつく枝の真骨頂。胴乱の安兵衛が狐捕りにやいやいやいやい話しかけ、キツネを買い受けて「買うたら買うた者の物や」で《恵比寿顔の悪魔》の片鱗?がチラリ。
 最後はしんみり、昔話のような締めくくり。ええ雰囲気で、たっぷり感満点の一席に。


 さすがにラクゴリラはいずれも見どころがあり、お得感がありますね。いずれもおもしろかったです。疲れてた身体も「あはは」と笑って少し軽くなった感じがしました。

出没!ラクゴリラ

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 仕事帰り、まっすぐ帰るかちょっくら遊ぶかさんざん悩んだ挙げ句、「最近、落語仲間の皆さんにも会っていないしご挨拶するか」ということで、落語仲間の皆さんがいらっしゃいそうなラクゴリラに初見参。案の定数名の方がいらっしゃった。お好きねぇ。  桂雀五郎「初天神... [続きを読む]

受信: 2006.10.19 06:39

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