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繁昌亭夜席 ひとり弟子の会

2006/10/2 @天満天神繁昌亭

  • 林家 市楼 「阿弥陀池」
  • 笑福亭 たま 「いらち俥」
  • 桂 歌々志 「しびんの花活け」
  • 桂 壱之輔 「ぜんざい公社」
  • 《座談会》
    ―― 中入り ――
  • 林家 小染 「上燗屋」
  • 森乃 福郎 「始末の極意」


 たまさんが入りを心配していた『ひとり弟子の会』へ。開場を待つ列は 20 人程度と少なめ。最終的には 70 人くらいでしょうか。ややさびしい入りながら、なんとか形になったかなって感じでした。


 開口一番の市楼は手慣れた「阿弥陀池」。安定感があり、安心して聴いてられる。

 つづくたまの国宝ネタはイエロー・カード! ショート落語(「銃撃戦」「健康飲料」「ローマ法王のデコピン」)で空気を変えて「いらち俥」へ。
 時間を考えてか、前半はややはしょって。病弱?な男はまったく引けないくらい極端に、俥がうしろに倒れる所作も極端に。後半の韋駄天は引くこと意外はなんにも考えてない風。市電とぶつかりそうになってスロー・モーションになる場面はあいかわらずおもしろい。最後はぶつかって俥が飛んでゆく。

 歌々志は駅の自動券売機や病院の診察に対する勘違いをマクラに「しびんの花活け」。しびんを花瓶と勘違いした田舎の侍に道具屋が高値で売り付け‥‥ってな噺。ずる賢い(と云うと語弊があるが)道具屋の調子の良さが秀逸で、如在ない大阪商人らしさがうまく出てておもしろい。

 壱之輔は師匠の春之輔のエピソードをマクラに、その師匠に付けてもらった「ぜんざい公社」を。「転失気」以外のネタは初めてだったが、丁寧なしゃべり口調が公務員の雰囲気にフィットしてなかなか。

 ここで出演者全員による座談会。6 人中 4 人の師匠がすでに物故者であることから、「死んだ」「死んでる」「なんで死んだ?」ってな言葉が飛び交い、なんとも発散しない座談会に。
 そんななか、存命の春之輔(壱之輔の師匠)の話題でおおいに盛り上がる。たまや市楼には兄弟弟子がいた(たまには弟弟子が、市楼は入門前に(?)師匠に弟子が付いていた)ってのもちょっとした話題に。

 中入りを挟んで、小染は顔芸による酔っ払い表現を詳しく解説し、お得意の酔っ払いネタで「上燗屋」。酔客の悪ノリ加減がさすが。

 福郎は弟子の命名話を軽いマクラに、ケチの小咄から「始末の極意」へ。トントントンと小気味良く。


 それぞれの落語の出来は悪くなかったんですが、非常にあっさりした会と云うか、ハッキリ云って地味な会でした。そう感じたいちばんの要因は、座談会で発散しなかったことでしょう。トーク用のテーマをいくつか用意しといた方が良かったかもしれません。

天満天神繁昌亭

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