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文楽 『伊賀越道中双六』 『紅葉狩』

2006/11/19 @国立文楽劇場


 熱狂的こごろうファンの K さんから文楽 11 月公演の招待券をいただき、吉朝ファンの F さんといっしょに観に行ってきました。会場では 吉朝ファンの w さん にも遭遇。
 文楽と云うと私の場合、吉朝さん絡みの『落語と文楽のあやしい関係』で観たくらいで、文楽劇場ではもちろん初めて。席は舞台からやや遠かったんですが、タダですから文句は云いません。
 昼公演は満員と聞いてたんですが、日曜だからかやや空席が目立ちました。ザッと見たとこ 8 割入りくらいですかねぇ。
 開演前に『三番叟』。お払い的な意味合いがあるそうな。いきなり始まって、いきなり終わります。お払いとはいえ、ここらはやっぱり様式美ですね。


 まずは『伊賀越道中双六』。いわゆる仇討ち物だが、登場人物が別の人物になりすますと云うのがいくつもあり、しっかり予習してストーリーと人物相関図を頭に入れておくか、浄瑠璃を聞き取れる耳を持ってないと、初めての者には筋書きを理解するのがむずかしい。
 約 45 分の「藤川新関の段 引抜き団子売」「竹藪の段」で中入り 30 分をはさみ、「岡崎の段」が約 2 時間。その後の「伊賀上野敵討の段」はほんあっさりと。「団子売」はコミカルな感じで楽しい。「竹藪」「敵討」は立ち回りで、なかなかの見どころ。「岡崎」は要だが、長いだけに内容を把握できないとかなり苦痛。

 10 分の休憩をはさんでの『紅葉狩』は、平維茂が紅葉の山で夢うつつ‥‥みたいな話。こちらはストーリーよりも舞や立ち回りをたのしめる演目で、初心者にやさしい。


 終演後、F さんの案内で 豊竹英大夫さん の楽屋をたずね、舞台裏を見せてもらったり、人形を持って写真を撮らせてもらったりしました。文楽の楽屋はなんだかアットホームな雰囲気でしたよ。

 で、やっぱり古典芸能はむずかしかったです。人形は十分たのしめましたが、あらすじ程度の予習ではストーリーを完全には把握できませんでした。(もっとも、これは演し物にもよるのかもしれませんが)
 歌舞伎もそうですが、文楽も初心者がいきなり行くとたのしめないかもしれませんねぇ。国立文楽劇場では字幕が出てるんですが、そればっかり追いかけてると人形の方をたのしめませんし、早めに行ってパンフレットを読んでおくとか、事前にストーリーを頭に入れておく方が良いでしょう。音声ガイドのレンタルもありますから、それを利用するのも理解の手助けになると思います。(私は今回、使いませんでしたが)
 もっとも、古典芸能は様式美をたのしむという側面があると思いますから、最初から物語は理解できなくても、人形の動きや舞台空間の雰囲気を生で味わえればそれで良いのかもしれませんね。

 落語ファンの T さんから優待券をもらってるんで、今月中にまた行く予定です。

国立文楽劇場

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 今日は『伊賀越道中双六』と『紅葉狩』の公演へ。といっても今回は「沼津」ではなく、敵討ちの話。ロビーでは伊賀物産展も開催されていた。  『伊賀越道中双六』より「藤川新関の段(&引抜団子売)」。吉田玉英お袖が愛らしかったこと。ここは割と笑わせたり見せたりす... [続きを読む]

受信: 2006.11.22 10:59

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