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繁昌亭夜席 日よう寄席

2006/11/19 @天満天神繁昌亭

  • 桂 二乗 「子ほめ」
  • 笑福亭 右喬 「へっつい盗人」
  • 月亭 八天 「住吉駕籠」
  • 桂 文昇 「崇徳院」
    ―― 中入り ――
  • 林家 そめすけ 《物まね漫談》
  • 桂 福楽 「親子茶屋」


 文楽のあと、日本橋をちょっとぶらぶらしてから繁昌亭へ。開場 30 分前にはまだ入口付近に列んでる様子がなかったんで、うどんで軽く腹ごしらえ。改めて繁昌亭へ行くと、10 人ちょっと列んでました。そこで待ってた人の会話が辛辣で、「きょう、誰かええ人、出てくんの?」「あんまり出てけぇへんなぁ」‥‥って、おいおい、わし、トリの福楽さん楽しみに来とるんやで! まぁ知名度低いから仕方ないんでしょうけど、いきなりガックリですわ。
 で、入りの方は、1 階席の 6~7 割って感じ。日曜の夜席でこの番組やと、まぁこんなもんでしょうかねぇ。


 開口一番の二乗はマクラで携帯電話の注意。「私の出番のうちに用事を済ませてください。家に携帯電話を忘れた方は‥‥」と、懐から携帯電話を取り出し、「私のをお貸しいたします」。
 ネタの「子ほめ」は時間に合わせて上手く編集されており、事前に用意していることがうかがえる。きっちり丁寧で好印象。

 期待の右喬は「へっつい盗人」。クスグリそれ自体よりも、変なイントネーションが笑いを誘う。が、落語初心者の客層にはキビシかったようで、笑ってよいものかどうか戸惑ってたような雰囲気に。

 逆に八天の「住吉駕籠」は正統派スタンダードでよくウケる。時間の都合で酔っ払いのくだりまでだったのがもったいない。

 中トリの文昇は初めて。空港で酒の瓶を落として割った話をマクラに「崇徳院」をごくきっちりと。熊五郎が手ぶらで戻った場面で旦那が「酒は? 燗できた? 捨ててまえ、割ってまえ!」のマクラを受けたアドリブはさすが。

 中入りを挟んで、こちらも初めてのそめすけ。関西の有名芸人の物まねやジャグリングなど。芸達者だが、もうひとひねりなにかほしいところ。

 期待の福楽はごく軽いマクラからすぐに「親子茶屋」へ。余計な入れ事もなく、米朝から春團治へ受け継がれた芸を忠実に。登場人物の演じ分けも明確で、全体の流れも非常に丁寧。充実の一席に。‥‥と、ファンの贔屓目で好感触だったが、落語初心者には笑いどころの少ない噺で地味な印象だったかも。


 やっぱり福楽さんは良いですねぇ。今回はトリと云うことで、「落語はただただ笑うだけと違うんですよ、こんなちょっと粋な噺もあるんですよ」ってチョイスだったのかも。
 ただ、やっぱり客の重さが気になりました。高座はどれも悪くなかったと思うんですけどねぇ。マニア向けの右喬さんがネックだったかもしれません。

天満天神繁昌亭

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