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繁昌亭夜席 金よう寄席

2006/11/17 @天満天神繁昌亭

【RR-1 グランプリ優勝!! 笑丸トリをとる会】

  • 林家 卯三郎 「時うどん」
  • 桂 三金 「ダンシングドクター」 (作:桂三枝)
  • 林家 笑丸 《ウクレレ落語》
  • 林家 笑丸 《バック転かっぽれ》
  • 林家 染丸 「尻餅」
    ―― 中入り ――
  • 桂 小枝 《漫談》
  • 林家 笑丸 「崇徳院」


 開場前に列ぶのもぼちぼちつらくなってくる季節ですが、それでもそこそこの行列。みなさん、お好きですねぇ。
 開場して「きょうはちょっと入りが少ないかな?」と思ってたんですが、開演前には 1 階席はほぼ満席で、ええ感じの入りに。普段お見かけする顔はまったくなく、なんとなくアウェイの心持ち。


 開口一番の卯三郎は「時うどん」(2 人ヴァージョン)。マクラで時刻の説明を入れるも、時計は客がわかる方向で示さないと、余計に混乱するような。基本に忠実ながら、後半のはずれ屋のうどんも美味いってのは初めてかも。

 三金はデブネタから健康診断に行った話へとマクラをつないで「ダンシング ドクター」を。以前に観たときより病院へ行くまでのクスグリが増えたような。踊る医師・東山先生の脳天気さと患者の奥野君の不安感との対比がおもしろい。
 導入部の医者あまり現象の話は、現実には小児科や産科の医師が不足している現実もあり、実情に合ったように改訂するか、もっとあっさりしたものへの変更が必要かも。

 この日の主役の笑丸登場。マクラがややスベり気味で心配するも、ウクレレ落語“若手落語家のバラード”はやっぱりおもろい。新曲も入ってええウケ具合。
 ここで「やっぱり踊りも‥‥」と、得意のバック転かっぽれ。

 中トリは師匠の染丸。マクラで弟子の笑丸を上げたり下げたりしつつ、季節を先取りと、暮れの噺の「尻餅」を。前半の艶笑っぽい部分も下卑た感じを与えず、後半の尻餅をつく場面はリズミカルに。こまかい所作による的確な情景描写はさすが。

 中入りを挟んで、テレビの人気者の小枝が登場。文枝一門の話や、浪花の○○の公然の秘密の話や、家族の話など、おもしろ小ネタを数珠つなぎ。わりとたっぷりめに。

 トリの笑丸は百人一首や川柳についてマクラで振ってから「崇徳院」を。独特のクサさはあるが、サラリーマン川柳を使ったクスグリなど独自のクスグリも。出入りの熊五郎は笑丸のニンに合った感じだが、後半はもうちょっと疲れた感じがほしいところ。サゲは鏡が割れる型で。
 とにかく元気があってにぎやかだが、全体に演り慣れてない感があり、もっと膨らませるのにもったいないなぁと思わされる場面もあちこちに。


 笑丸さんのキャラクターを活かすには、ネタ選びがポイントになるでしょう。もっとはじけるキャラが出てくる噺の方が合ってると思います。
 が、ウクレレ落語の方はとにかくおもしろい。こちらは一見の価値ありだと思います。若い女性ファンも付いてるようですし、ファン層拡大の牽引役としてがんばっていただきたいもんです。

天満天神繁昌亭
林家笑丸

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