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安養寺寄席

2006/11/26 @安養寺

  • 笑福亭 たま 《お囃子紹介》
  • 笑福亭 たま 「船弁慶」
  • 林家 染雀 「浮かれの掛け取り」
  • 笑福亭 たま 「初天神」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭 たま 「宿屋仇」


 いつものように電話で開催を確認し、雨のなかを安養寺へ。JR「大和小泉」駅からなら徒歩 3 分くらいなんですが、この日は都合により近鉄「筒井」駅より徒歩 25 分。ええ運動になりました。
 雨で客足が心配でしたが、50 人以上は入ってたと思います。近所のおばちゃんに混じってたまサンファンの女性もチラホラ。


 まずはたまがお囃子紹介。大太鼓で「どんどんどんとこい」、締太鼓で「おたふくこいこい」。前座の出囃子“石段”の説明で、今回出演予定だった露の楓が廃業したことを知らされる。(理由は不明)

 いったん引っ込んでたまが“石段”で登場し、福島県での落語会の話をマクラに「船弁慶」を。たまヴァージョンがほぼ固まってきたよう。ラストのお松が川一丸へ向かう場面はたまならではのスリリングな演出で、何度観てもたのしい。贅沢を云えば、お松のひとり語り、喜六が語る《焼き豆腐の一件》、ここらにもう少し淀みない流れがほしいところ。

 楓の代演で染雀がゲスト。人間国宝の失敗談から「失敗するところもおたのしみに‥‥」と、季節をちょっと先取りした「掛け取り」を。相手の好きなものは、狂歌、浄瑠璃、歌舞伎。浄瑠璃や歌舞伎ではハメモノも入り、歌舞伎の見事な断りでは拍手も起きる。ここらの様式美は林家ならでは。

 ふたたびたまで「初天神」を凧揚げのラストまで。これは先日の『たまよね FINAL』でも観たが、たまヴァージョンが秀逸。知恵の回る寅ちゃんもさることながら、ヒマしてる隣のおっさんはもっとキャラを出せそう。飴屋とのやり取りに新しいクスグリも。

 中入りを挟んでたまの「宿屋仇」。侍の万事世話九郎が宿屋の番頭の伊八に苦言を呈する場面で、福笑直伝の真っ正面を向くスタイルが抜群に効果的。顔芸やマイムもたまらしくてグッド。以前に観たとき冗長に感じられた「源やんは色事師、色事師は源やん」「伊八ぃ、伊八ぃ」の間の演出もカットされてスッキリ。


 たまさんの 3 席はどれも整理された感があり、見応え十分でした。このヘヴィな 3 席に、ゲストの染雀さんもあって 2 時間強たっぷりと。これで 1,000 円ですから、なんともお得すぎる会です。満腹々々。

らくごの玉手箱

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