« 春風亭昇太独演会 オレスタイル | トップページ | 花ちゃんの会 »

元祖大阪名物 あほの会

2006/12/15 @天満天神繁昌亭

  • 林家 笑丸 「犬の目」
  • 桂 三若 「晴夫の遺書」 (作:桂三若)
  • 露の 都 「七段目」
  • 笑福亭 仁嬌 「くっしゃみ講釈」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭 仁福 「商売根問」
  • 笑福亭 右喬 「胴切り」
  • 《あほ裁判》

※ 第 4 回


 2 ヶ月ぶりの『あほの会』に、なんとも云えんワクワク感を抱いて会場へ。いつも都さんのファンで賑わってるんでちょっと早めに行ったんですが、忘年会シーズンの金曜日と云うこともあってか整理券は 26 番。肩すかしでしたが、それでも 1 階席が 7 割は埋まってそこそこの入りに。


 開口一番の笑丸の「犬の目」は医者のキャラがおもしろく、登場人物のなかでいちばん頼りない感じ。それでも施術の手際は鮮やか。おもしろいのに、早口で客が笑う間がないのがもったいない。

 つづく三若はマクラでの客のコントロール術はピカイチ。フィットネス・ジムの話はいちいちおもろく、怒濤の波状攻撃がスゴい。
 ネタの「晴夫の遺書」は、遺書を残して家から消えた息子の晴夫を両親が心配する‥‥って噺。とにかく母親のテンションが高くて、過保護すぎる母親にツッコみまくる父親がおもろ過ぎ。

 都はマクラで噺家数名で大吉方の北へ旅行した話。先日、染雀も話してたが、都は思い付くままに話してるようで、しっちゃかめっちゃかだったと云うことだけが伝わる。
 興味津々だった「七段目」は、高座に掛けるのは 10 年ぶりとか。大旦那を御寮人に変えて都らしい工夫もあったが、とにかくネタが繰れてなくてグダグダ。

 中トリの仁嬌はゆったりとした安定感あり。ネタの「くっしゃみ講釈」もごくオーソドックスにきっちりと。講釈師・後藤一山に復讐しようと云う喜六のキャラがおっとりしてるのがおもしろい。所々に師匠の仁鶴の雰囲気も。

 中入りを挟んで、仁福はマクラで先日の 24 時間落語会の愚痴を。新ネタ「寿限無」も補充してがんばった割には報われず、近所から「やかましい!」と苦情も。
 ネタの「商売根問」は出だしからつまずき、得も云われぬグダグダ感に包まれる。出てきた商売は爪楊枝削りに鳥(スズメ)捕りにガタロ(河童)釣り。コンパクトにあっさりと。

 トリの右喬は「アイロンを切り忘れてきた」と、いつも以上に気もそぞろな様子。
 こちらも 7 年ぶりに演ると云う「胴切り」は、試し切りに襲われて身体を上下に切り離された男が別々の仕事に就くと云う、ただでさえシュールな噺が、独特のイントネーションでさらにシュールな雰囲気に。

 最後に、裁判長(司会)の仁嬌を中心に、仁福チーム(露の吉次、笑丸)、都チーム(三若、右喬)に分かれての《あほ裁判》。
 どんなんかと思ってたら「まずは《古今東西》を」って、普通の大喜利やん! これがまた素でわからないメンバー多数で盛り上がらず、笑いを求める三若がイライラハラハラ。
 つづいての《あほ裁判》は、相手チームの誰でもええからあほさ加減を暴露すると云う趣向だが、これはやはり被告人(ターゲット)をひとり決めておいた方がネタの準備ができて盛り上がるだろう。それでも最後は仁福ネタに収束して爆笑に。


 いやはや、いままでにないグダグダさでした。まぁそれを承知で観に行ってるってのもありますし、そこに文句を云うつもりはありません。観客は「このグダグダさをたのしめるか?」と云うところがリピーターに成るか否かの分岐点でしょう。
 それにしても三若さんが気になります。顔もキャラも濃いんでちょっと敬遠してたんですが、とにかくおもろい。要チェックかも。

|

« 春風亭昇太独演会 オレスタイル | トップページ | 花ちゃんの会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 元祖大阪名物 あほの会:

« 春風亭昇太独演会 オレスタイル | トップページ | 花ちゃんの会 »