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繁昌亭夜席 花丸・都んぼ 二人会

2006/12/4 @天満天神繁昌亭

  • 桂 さん都 「つる」
  • 林家 花丸 「厩火事」
  • 桂 都んぼ 「ふぐ鍋」
    ―― 中入り ――
  • 桂 都んぼ 「掛け取り」
  • 林家 花丸 「三十石」


 繁昌亭ではこの日から 3 日間、ラクゴリラのメンバーを主軸に若手の二人会が企画されてます。まずは花丸さんと都んぼさん。
 開場 15 分前くらいに到着すると、会場前には 3 人。その後にぼちぼち列びましたが、やはり月曜にこれだけ冷え込むと当日の客足は鈍るのかも。入りは 1 階席が 8 割って感じ。
 花丸さんや都んぼさんのファンがこぞって来場‥‥かと思いきや、そう云う雰囲気でもなさそうな団体も。


 開口一番はちょっと風邪気味のさん都。軽めの自虐ネタをマクラに「つる」を。あいかわらずテンポが良く、それでいてちょっともっちゃりしてる口調がええ感じ。

 花丸の 1 席目はマクラをいろいろつないで客席を探ってる感じ。自身の 2 度目の結婚披露宴の話をマクラに「厩火事」。兄貴分に説教されて揺れる嫁はんの心情がうまく表現されてて、あいかわらずおもしろい。兄貴分がふたつのたとえ話をする場面で、「ひとつは唐土もろこしの話や」「クビナガドリの伝説でっか?」と、さん都の「つる」を受けたアドリブに爆笑。

 ひさしぶりに観る都んぼ。まず 1 席目は、噺家は今どきやない、日常で芸名は恥ずかしいってなマクラから、「ふぐ汁や 鯛もあるのに 無分別」の句を忘れるアクシデントを経て「ふぐ鍋」へ。時々しゃべりも所作も早送りのようになるのは気になるが、幇間ノリの客人・大橋にはこれが合ってる感じ。

 中入り後、都んぼの 2 席目は歌舞伎と落語の価格比較から「掛け取り」。掛け取りが 2 人で、その道楽が落語と歌舞伎。落語は東西の噺家の名前尽くし、歌舞伎は掛け取りに芝居をさせる。芝居の場面では拍手も起きる。普通は 3 パターンが多いと思うが、少し短かったのは時間調整?

 トリの花丸の直前に、最前列を陣取ってた十数名の会社員風の団体が退場。出てきた花丸は両手を合わせて「最前列のお客様が交通事故に遭われないことを祈るばかりです」。軽く交通機関のマクラから「三十石」を。船宿でのやり取りがたのしく、三十石船の風情が心地良い。乗船名簿を付ける場面では、村主章枝、伊藤みどり、浅田真央とフィギュアスケート選手の名前が並び、「ウケまへんでしたなぁ。そら、みな上手にスベる人の名前」。三十石で船頭が艪を漕ぐ場面、花丸が木のきしむ音を出すと少し笑いが起こるのは、まだまだ芸に貫禄や重みが足りないせいか?


 客席がやや重いのが気になりましたが、個人的には花丸さんの 2 席に大満足。「三十石」の後半の、夜が更けて、やがて明けてくる雰囲気が花丸さんから伝わってくるのが快感です。トリを観なかった団体さんは入場料の半分は損してると思います。
 都んぼさんはしゃべりに性急感があって、このままではフィットするネタが限定されるんじゃないでしょうか? 引くべきところで引けるようになれば、もっといろいろ可能性が見えてきそう。

天満天神繁昌亭

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