« 繁昌亭夜席 花丸・都んぼ 二人会 | トップページ | 繁昌亭夜席 文華・生喬 二人会 »

繁昌亭夜席 銀瓶・つく枝 二人会

2006/12/5 @天満天神繁昌亭

  • 銀瓶、つく枝 《対談》
  • 笑福亭 銀瓶 「七段目」
  • 桂 つく枝 「食通夜」 (作:小佐田定雄)
    ―― 中入り ――
  • 桂 つく枝 「七度狐」
  • 笑福亭 銀瓶 「胴乱の幸助」


 前日と同じ頃に到着すると、すでに 30 人くらいの行列が。開演前には 1 階が 9 割くらいの入り、2 階は数名。この日はおふたりのファンが集まった感じの客層でした。
 この日と翌日は《はやかぶ vs ラクゴリラ》の様相。毎度おなじみのつく枝さんもさることながら、近頃気になってる銀瓶さんを 2 席観られるのがチとたのしみで。


 まずは銀瓶とつく枝が対談。同い年ながら銀瓶が 4 年先輩と云うことで、単なる先輩後輩と云う関係とも違う雰囲気が感じられる。
 それぞれの同期会の話、それぞれの師匠の話、つく枝が出演中の上本町ハイハイタウンの街頭 CM の話、銀瓶のラジオの話、等々。とくにそれぞれの師匠の稽古の付け方が興味深く、稽古の形にこだわる鶴瓶に対し、稽古を付けるのが嫌いな文枝。入門から稽古にまつわる銀瓶のぶっちゃけ話も。

 銀瓶の 1 席目はマクラで「好きなドラマや映画はまねしたくなる」と、いろんな作品で上手く笑いを取りつつ、「昔はこれが歌舞伎で‥‥」と「七段目」へ。これがまたきっちり吉朝の型で、芝居の台詞まわしはなかなか堂に入ったもの。ただ、芝居の所作はもう少しやわらかさがほしい。ここらは素養がものを云うところだろうから、日本舞踊を習いに行ってもらいたい。

 つく枝の 1 席目はマクラで食にまつわるエピソードの数々を。子どもの頃、自転車に乗ってたら口のなかへ飛び込んできたカメムシの味とパクチーの味が同じと云う体験談に共感。
 ネタの「食通夜」は、世話になったご隠居が亡くなり、その通夜の席で食いしん坊の男がとにかくやたらめったら食べまくる噺。とにかく食べる、食べる、食べる、‥‥。どれもこれも美味そうに食べる、これぞつく枝の真骨頂。以前にも観たことがあったが、こちらの腹もどんどん減ってくるような、それでいて胸焼けしてくるような。

 中入りを挟んでつく枝の 2 席目は「煮売屋」を絡めた「七度狐」。喜六のキャラが秀逸で、イカの木の芽和えにべちょたれ雑炊と、ここでも食べまくり、清八の偶然のダジャレに敏感に反応。つく枝らしさが上手く散りばめられていて、なんともたのしい。

 トリの銀瓶は開口一番「食べてばっかりや」。
 「胴乱の幸助」は基本に忠実に。浄瑠璃の稽古屋の場面もクサさ満点で雰囲気あり。割木屋の親父が「お半町」を仲裁に京都入りしてからグイグイ盛り上がり、帯屋の番頭とのやり取りで大爆笑。ええ一席に。


 ふたりがそれぞれ 2 席ずつに対談で 3 時間弱と、たっぷりの会に。
 シュッとした銀瓶さんにコロコロしたつく枝さんの対比もおもしろかったです。対談もええ感じに話題が転がってたのしめましたし、またこの二人会を開催してほしいと思います。

天満天神繁昌亭

|

« 繁昌亭夜席 花丸・都んぼ 二人会 | トップページ | 繁昌亭夜席 文華・生喬 二人会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 繁昌亭夜席 銀瓶・つく枝 二人会:

« 繁昌亭夜席 花丸・都んぼ 二人会 | トップページ | 繁昌亭夜席 文華・生喬 二人会 »