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新生・快楽亭ブラック毒演会 大阪篇

2006/12/27 @TORII HALL

  • 快楽亭 ブラック 「怪獣忠臣蔵」
  • 快楽亭 ブラック 「川柳の芝浜」
    ―― 中入り ――
  • 快楽亭 ブラック 「一発のオマンコ」
  • 快楽亭 ブラック 「文七ぶっとい」

※ Vol. 7


 ちょっと早めに出たつもりが、なんやかんやと寄り道してたら時間を食って開場直後ぐらいに到着。会費は CD 付きで 3,000 円。今回付いてた #10 で CD は打ち止めのようです。
 観客はザッと 60 人。普段お見かけするようなお顔はほとんどお見受けしませんでした。そう云う意味ではかなりマニアックな会ですね。今回は《師走のブラック噺》と云うことで上記 4 席がネタ出しされてました。


 まずは黒紋付きで登場したブラック。(ちなみに、紋は★) 今年の重大ニュースをマクラに「怪獣忠臣蔵」から。故・円谷英二の遺志を継ぎ(?)、大石内蔵助にゴジラを、浅野内匠頭にモスラを、吉良上野介にキングギドラを配し、忠臣蔵のストーリーに沿った怪獣大戦争。キングギドラやバルタン星人の特徴を申し訳程度の所作で表現するのがなんともおかしい。ストーリーもお見事。

 つづけて「川柳の芝浜」は、寄席に行かなくなった川柳川柳が場外馬券場で当たり馬券を拾う噺。古典の「芝浜」のパロディだが、必然的なストーリー展開だと思わせる繰り返しがおもしろい。サゲもオリジナルのダジャレに。川柳へのリスペクトが感じられる。

 中入りを挟んで、星条旗の着物に着替えて登場。浪曲節劇用に書かれた浪曲版「一発のオマンコ」にまつわるエピソードをマクラに、本家「一発のオマンコ」を。大晦日の夜、すすきののトルコ風呂『北海亭』を訪れた親子 3 人連れが「3 人で 1 発のオマンコを‥‥」と願い出る‥‥と云う、「一杯のかけそば」のパロディ。人情エロ噺で、人情とエロのパラレル構造がなんともおもしろい。

 ここで高座を下り、しばらくして唐突に「うー、寒いなぁ、もー!」と下座から飛び出してきたブラックは、赤いゾウの紐パンと派手な柄の足袋だけ着けた上に半纏を羽織った姿。そのまま「文七ぶっとい」へ。こちらも古典の「文七元結」のパロディだが、後半に文七の乱痴気騒ぎが露見すると云うエロ噺へ。こちらは後半にエロで落とすと云うフリー・フォールのような展開。
 最後に尻見世のオマケ付き。別に見たくもなかったが、ホモも認めたきれいなお尻。


 全編パロディ噺で、前半はバカバカしく、後半はエロと、見事なブラック・ワールド。もう少しネタ繰ってきてほしいなぁと思わせる部分もありますが、見事な語り口でたっぷり 2 時間半たのしませていただきました。
 女性客も数名いましたが割とウケてたようです。ブラックさんの場合、エロと云ってもカラッと笑いに転換されてる感じなんで、それほど抵抗ないのかもしれません。(それでも好き嫌いは分かれると思いますが‥‥)

 次回の来阪は 1 月 13 日(土)、おなじ TORII HALL で『新春ブラック祭』と題しての昼夜連続興行です。昼は大阪初披露のネタ特集、夜は R-18 指定成人落語大会と、どちらも濃い内容になりそうです。

快楽亭ブラックの出直しブログ

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