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ピッコロ寄席 桂吉朝一門会

2006/12/8 @ピッコロシアター大ホール

【桂吉朝追悼】

  • 桂 吉坊 「厄払い」
  • 桂 しん吉 「池田の猪買い」
  • 桂 あさ吉 「抜け雀」
    ―― 中入り ――
  • 吉朝一門 《口上》
  • 茂山あきら、小佐田定雄、吉弥、よね吉 《トーク》
  • 桂 吉朝 「住吉駕籠」


 毎年この時期に吉朝さんが独演会をしていたピッコロシアターにて、追悼の意を込めての一門会。満席です。


 まずは吉坊が「自分の会ではマクラが長くなる」と、ここではマクラも手短に「厄払い」へ。きっちりきっちり、安心して聴いてられる。たっぷり感もあったが、時間調整か、厄払いが帰って雨が降ってきてからは端折って手短に。

 しん吉は師匠の形見分けの話をマクラに「池田の猪買い」を。こちらもきっちり。ときおり吉朝の雰囲気が感じられる。こちらも時間の都合か、甚兵衛の家から池田への道中で道をたずねる場面は端折って。猪買いの男が銃を構える山漁師の六太夫の横でオスかメスかで逡巡する場面がたのしい。

 あさ吉はあいかわらずマイペースで、パキスタン巡業の報告から。依頼者からのリクエストで持ちネタにない「動物園」を演ることになり、10 日間で英語版に仕立て、パキスタンでネタ下ろししたそうな。
 駕籠かきの解説から「抜け雀」へ。絵師にもう少し貫禄がほしいところだが、宿屋の亭主(婿養子)の頼りなさはニンに合っててええ感じ。

 中入りを挟んで、一門が勢揃いし、総領弟子のあさ吉が代表しての口上。来年からは師匠のビデオなしで一門会を開くとの報告。やや頼りないあさ吉に、吉弥がツッコミやらフォローやら。

 つづいてのトークは、吉弥とよね吉を進行役に、狂言師の茂山あきらと落語作家の小佐田定雄を迎え、おもに落語と狂言の共演の会『お米とお豆腐』の話題を中心に吉朝のあれこれを。なぜか小佐田定雄に対して「(よね吉が唐突に)小佐田先生はなにしてはる人なんですか?」「(落語処女作「幽霊の辻」を指して吉弥が)いちばんピークでしたね」とイジられ役になる場面も。

 最後に吉朝の「住吉駕籠」のビデオ上映。(『平成紅梅亭』より) やっぱり上手い。セリフのつなぎのタイミングと間、いちびり具合、それらのさじ加減がええ感じで。


 トークがグダグダな感じでしたが、それがまたおもしろかったです。約 30 分でしたが、ゲストを入れ替えながら 1 時間でも 2 時間でも語ってもらいたい、そう云う思いが強く感じられました。
 来年からの一門会にも行きたいと思います。その年の集大成として、それぞれの個性が花開いてくるのをたのしめるのではと思います。

ピッコロシアター

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受信: 2006.12.13 21:19

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