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カシミヤ落語会 笑福亭たまのカシミヤ 100 %

2007/1/13 @カシミヤ

  • 笑福亭 たま 「池田の猪買い」
  • 笑福亭 たま 「佐々木裁き」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭 たま 「不動坊」

※ 第 5 回


 正月休み以降、寝る時間がズレて寝不足。スッキリしない天気で頭もスッキリしないんですが、バタバタッと準備して出発。もちろん会は予約済みです。
 入りはザックリ 40 人くらい。女性率が高く、落語デートのカップルも。


 微妙な出囃子でたまが登場し、まずは亥年にちなんで「池田の猪買い」。ややクドい演出で、とくに終盤のイノシシを撃とうとする場面でのやり取りはもう少しテンポがほしいところ。会話のあちこちに散りばめられたこまかいクスグリがたまらしくてたのしい。ダルマみたいな格好の男に「(そんな格好で)どこ行くんや‥‥」「池田へ」「わかってるわ!」ってやり取りがツボ。

 つづいての 2 席目はマクラで遊方のおもしろエピソードをたっぷりと。話の流れで即興で小咄を作ったり、なんとなく『たまよね』な雰囲気に。
 「佐々木裁き」は、御奉行事を眺めていたのが佐々木信濃守のことを知ってたのに、御白州での対面ですぐさまわからいと云う矛盾もあったが、頭の回転が速い四郎吉のこまっしゃくれ具合が秀逸。後半の信濃守と四郎吉との問答でのやり取りはたまらしい工夫で再構成されるも、もう少し整理が必要かも。星の数と砂利の数のやり取りで、あきらめた信濃守の「星の数はよい」に「砂利の数もよい」と返す四郎吉はあっぱれ。

 中入りを挟んで、遊方のおもしろエピソードその 2 をマクラに「不動坊」を。数日前に観たが、この日はやや流し気味に演ったか、あっさりした印象。それでも利吉が風呂屋へ行く前の結婚に対するワクワク感と、風呂屋で妄想を爆発させるくだりは秀逸。


 たまさんが 3 席たっぷりの独演会で、ちょうど 2 時間くらい。
 ご本人もあちこちで話されてますが、ここの会では観客の反応の薄さに四苦八苦してる感がかなり伝わってきます。高座の出来は決して悪くないと思うんですけどねぇ。新作を 1 本入れても良いかも。
 遊方さんの天然エピソードはかなりおもしろいんで、気になる方は たま日記 をどうぞ。

 上品な客層なんかもしれませんが、会場の照明が落とされて、舞台(高座)を映画的に《観る》ことに集中してしまって《笑う》空気になりづらいってのもあると思います。
 あと、ここのエアコンはちょっと旧式なのか、わりと高温の温風の ON/OFF で室内温度を自動調整しているようで、ON になったときは暑いし、数分毎に ON/OFF が切り替わるんで ON になったときのノイズが気になるし、いっそのこと上演中は切っといてほしかったです。
 ガサガサ鳴る靴袋も気になりますし、会の運営面でもうひと頑張りほしいところ。

 次回は 3 月 24 日(土)の予定です。

らくごの玉手箱
カシミヤ

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コメント

山葵さん、こんばんわ。
このカシミヤの会。第1回目に参加したんですわ。
最前列の中央にデンと座って聞いてました。
私も、笑いにくい雰囲気が強いように思いました。
運営面では、ブルーシートを床に敷いて、座布団やったと
記憶しています。安っぽいので、それなら、いっそのこと、全てパイプ椅子席にした方がすっきりするんじゃないのかな。お店のスタッフの方は、ぎょうさんいてはるので、下足番を決めて、下足札をだすなどハード面の充実も望みたいです。

投稿: 丁稚定吉 | 2007.01.14 19:08

>> 丁稚定吉 さん
あの会場で椅子席にすると高座の設営が難しそう。
店長さんは続ける意志がおありのようですし、スタッフのみなさんも試行錯誤だと思いますんで、思ったことは(ちょっと整理して)メールででも伝えようと思います。
今後は 2 階が喫茶からギャラリーに変わるようなんで、ハード面の強化は期待できるんじゃないでしょうか。

投稿: わさび | 2007.01.15 00:40

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