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元祖大阪名物 あほの会

2007/1/15 @天満天神繁昌亭

  • 桂 勢朝 「桃太郎」
  • 笑福亭 由瓶 「釜盗人」
  • 桂 福矢 「みかん屋」
  • 笑福亭 仁福 「崇徳院」
    ―― 中入り ――
  • 露の 都 「正月丁稚」
  • 露の 吉次 「夢見の八兵衛」
  • 《大喜利》

※ 第 5 回


 この週は勤労週間で、初日から慣れない肉体労働でヘロヘロになりましたが、ちょっと早めに行って(って、どこが勤労やねん!)差し入れのバナナを購入し、なんとか繁昌亭へ。
 あいかわらず整理券配布をしてくれてるんですが、お客さんが少なくて、ありがたいやら申し訳ないやら。入りは 1 階席の 7 割程度。ちょっとずつ減ってます。


 開口一番の勢朝はいきなりのハイ・テンション。あまりの勢いに客は虚を突かれたか、反応が鈍い。おなじみの「桃太郎」では父親がそのまんまのテンションで、あれでは息子は眠れないだろうが、観てるこちらはそこがおもしろい。

 由瓶は『あほの会』の入りを増やす秘策を考案。(大丈夫か?)
 マクラのくだけた感じとはうって変わって、ネタに入ると教わったとおりにきっちりと演ってる印象。「釜盗人」は江戸落語(「釜泥」)しか聴いたことなかったが、序盤の盗っ人同士のエピソードが上方らしく膨らんでてたのしい。最初はなまりが少し気になったが、後半はそれが盗っ人にとぼけた味を加えていた。

 福矢はマクラで最近ハマってるテレフォン・ショッピングのマーフィー岡田について。ネタとしてはおもしろいが、実演販売の文句をきっちり覚えてなかったために笑いが半減。もったいない。
 ネタの「みかん屋」に入るとテンポ良くスムーズに。上手さが光る。

 独特の空気を醸し出す仁福が中トリに。うだうだマクラから「崇徳院」へ。熊五郎がなんとも頼りなさげで、それがまた仁福の持ち味で、旦那から無理難題を云い渡されての「とほほ‥‥」と云うセリフが印象深くてツボに。

 中入りを挟んでの都は、いきなりおまじないや占いを全否定。どないやねん!
 自身も好きだと云う「正月丁稚」は持ちネタだと思ってたが違ったそうで。(と云うことはネタ下ろし?) 噺が進むにつれて、かなり怪しい部分が‥‥。丁稚のかわいらしさは都ならでは。

 この日が誕生日の吉次がトリに登場。軽いマクラから、師匠の五郎兵衛の得意ネタだと云う「夢見の八兵衛」(「夢八」)を。一生懸命のおしゃべりが好印象。首吊りの場面がなかなか。

 最後に恒例の大喜利。出演は下手より、司会の仁嬌、染太、勢朝、三若、都、笑丸。お遊びは、名前のあいうえお作文で今年の抱負、即興小咄で風船ゲーム、相撲の数え歌。あいかわらずグダグダで、三若のフォローが光る。


 いつもながらリラックスした会でした。リピーターはこのゆる~いグダグダ感に癒されてるんだと思います。
 ただですねぇ、都さん、もうちょっとネタ繰りしてきてください。観てるこっちがハラハラしてしまいます。まぁ、それも見どころっちゃあ見どころなんですけど。
 それにしても今回、客席がかなり重いと云うか固いと云うか、反応の鈍さが気になりました。落語会自体が初めてってお客さんもおられたのかもしれませんが、それにしても笑いが少ない。噺家に引っ張り込む技量が必要であるとともに、観客にも引っ張り込まれる度量が必要だなぁ‥‥と思いました。

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