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たまの出没!ラクゲリラ! さよなら茶臼山

2007/1/26 @茶臼山舞台

  • 笑福亭 たま 《ごあいさつ》
  • 旭堂 南青 『水戸黄門漫遊記』より「牛盗人」
  • 笑福亭 たま 「書割盗人」
  • 桂 つく枝 「時うどん」
    ―― 中入り ――
  • 姉様キングス 《音曲漫才》
  • 笑福亭 たま 「宿屋仇」

※ その 3


 たまさんのサイトの掲示板にご本人から「飛び入りゲストに姉様キングス」の書き込みが! はやる気持ちを抑えつつ、いつもよりちょっとだけ早めに会場へ。でも、それらしい人影は見あたらず。
 この日は『つくしんぼ落語会』が大盛況のつく枝さんがゲストと云うことで混雑が気になりましたが、入りは約 40 人で、初日と 2 日目の中間くらい。満員ですが、それほどの窮屈感もなく。


 まずはたまがごあいさつ代わりにつく枝のことをいろいろと。とくにつく枝の笑顔にダメ出しした福笑のエピソードと、その後のふたりの関係もおもしろい。

 和泉元彌的事情で呂竹が出演できず、代演に南青が『水戸黄門漫遊記』から「牛盗人」。前半は入れ事で笑いを取り、後半は泣かせる話をじっくり聴かせる。ズルいほどに上手い構成。

 たまの 1 席目は「書割盗人」。クスグリを増やしつつ、さらに整理された感じ。とくに泥棒がたんすに手を掛けようとして壁を引っかいてしまって、黒板を引っかいたような音が出たのには悶絶。(この音はもちろんたまの声)

 ゲストのつく枝はたまの前説に対する弁解(?)から、マクラをいろいろ。ネタの「時うどん」はオーソドックスな型できっちりと、たっぷりと。しかしそこはつく枝、うどんを食べる所作が抜群に上手い。否、美味い。絶品と云われるあさ吉のはうどんそのものが美味しそうだが、つく枝の場合はうどんを食べる喜六と清八の表情が幸せそう。

 中入りを挟んで、姉様キングスが舞台袖ではなく会場入口から登場。一心寺近くでの余興があったそうで、茶臼山舞台の隣のホテルの喫茶店で待機していたとか。
 ネタは近代節にストトン節に阿呆陀羅経。阿呆陀羅経は《てん》尽くしで、天神橋筋商店街から天満天神繁昌亭へ。喫茶店で待機中に書いたと云うことで妙な間はあったが、繁昌亭向けとして内容はグッド。

 たまの 2 席目は「宿屋仇」。兵庫の三人連れのやり取りなど、かなり整理された感じ。隣のうるささに激怒する侍も怒りを超越して笑いに達するなど、繰り返しによる笑いにも変化を加えて。
 おもしろさもさることながら、ひとつのドラマとしての展開がスムーズになり、グイグイと引き込まれるたっぷりの高座に。この日の秀逸。


 姉様キングスの出演でこの日は寄席的な番組構成になり、最初から最後までの流れがガッチリかみ合い、会全体が良い雰囲気になったと思います。とくにトリのたまさんの「宿屋仇」が良い出来で、たまさんの云う《マシンのような落語》を体感しました。

 次回《ラクゲリラ ファイナル》は 1 月 28 日(日)、ゲストは生喬さんと南湖さんです。午後 2 時開演ですのでご注意を。

らくごの玉手箱

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