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元祖大阪名物 あほの会

2007/2/15 @天満天神繁昌亭

  • 笑福亭 仁嬌 「煮売屋」
  • 笑福亭 仁福 「七度狐」
  • 笑福亭 右喬 「二人癖」
  • 桂 三若 「ひとり静」 (作:桂三若)
    ―― 中入り ――
  • 林家 笑丸 「道具屋」
  • 林家 染太 「軽業講釈」
  • 《大喜利》

※ 第 6 回


 徐々に客足の落ちていた『あほの会』ですが、今回は結構な入り。1 階席は 8 割ほど埋まり、2 階席にもお客さんが。


 オープニングは仁福と仁嬌の兄弟弟子による初のリレー落語。
 まずは仁嬌の「煮売屋」。奈良からの道中、なんじゃかんじゃと遊びながら煮売屋へ。きっちり丁寧に。

 つづいて仁福の「七度狐」。こちらはなんとなく端折りながら、上下もあやしい。それでも「これが仁福落語」と許せてしまえるから不思議。
 最後は伊勢音頭を歌う喜六・清八をさとしに以降とした百姓が「深~い~か~、深~いか」でサゲ。この型は初めて観たが、みんなのんきな感じがしてたのしい。

 右喬は仁福と右喬自身のおもしろエピソードをマクラに、いきなり「二人癖」へ。ネタはきっちりしているが、登場人物に右喬自身のキャラが加わって、変におかしい。

 三若はあいかわらずマクラからまくし立てる。十三の格差社会の話から十三のおばちゃんの話、東京と大阪の比較、とマクラをたっぷりつないで、自作の「ひとり静」へ。
 大阪へ転勤してきた東京人を飲み屋で励ます大阪人の噺。大阪人のモノローグで進行し、しゃべりの大阪人に圧倒されてる東京人と云う対比のよう。東京贔屓だった大阪人が徐々にキレてくる様がおかしい。

 中入りを挟んで、笑丸はいろいろとマクラうつなぐ。淀川沿いでネタ繰りしてたらホームレスに「たまにはちゃう噺、演ってくれ。聴く方の身になれ!」と怒られた話に爆笑。
 ネタの「道具屋」は仕込みも最小限でザックリした印象。クスグリの工夫はたのしいが、道具を見に来た客や隣の下駄屋のツッコミが絶叫型ばかりで耳に障るのがもったいない。逆に笑丸の味と云えなくもないが、登場人物の味付けにもうひと工夫ほしい。

 トリは染太。軽いマクラから「軽業講釈」へ。ネタはきっちり入っており、立て弁も安定感があり、好感が持てる。極端な顔芸がたのしい。

 最後に大喜利。下手より、司会の仁嬌、勢朝、右喬、都、吉次、由瓶。この日のメニューは、バレンタインデーの思い出で自己紹介し、アルファベット作文、しりとり風船ゲーム、東大合格までの数え歌。
 とにかく都が「私はきょう、しゃべってへんねんから!」としゃべりまくり。由瓶のがんばりもみられ、やや薄味ながらもたのしい雰囲気でお開きに。


 この日はとにかく中トリの三若さんが秀逸でした。マクラから独特のペースで観客をつかみ、ネタも怒濤の勢いでラストまで。もっと観たいが、4 月からは 1 年間の全国バイク行脚の旅に出られるそうで、しばらくは機会が減りそう。
 今回の大喜利はキーパーソンの三若さん抜きでしたが、まずまずの盛り上がり。今後の研鑽に期待します。

 次回は 3 月 15 日(木)です。

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