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たまのゴキブン落語会

2007/2/16 @茶臼山舞台

  • 笑福亭 たま 「明石名所」
  • 月亭 遊方 「ハードボイルド・サザエさん」 (作:月亭遊方)
  • 遊方、たま 《座談会:ナイショの話》
    ―― 中入り ――
  • 月亭 遊方 「パンチ!パンチ!パンチ!」 (作:月亭遊方)
  • 笑福亭 たま 「愛宕山」


 先般の『たまの出没!ラクゲリラ!』につづいて、今回は『遊方のゴキゲン落語会』のパロディ落語会。本家の遊方さんをゲストに、ふたりが 2 席ずつ+座談会と云う番組で、発表されてからかなりたのしみにしてました。
 いつもよりちょっと早めに列びましたが、開場までどんどん行列が伸びました。茶臼山舞台が(オフィシャルには)閉館してからの秘密の会のはずが、50 人近くの大入り満員。


 まずはたまから。鳴り物で来ている笑福亭呂竹がちょいちょい慇懃無礼になってしまってることをマクラで指摘。気を回しすぎるのも考えもの。
 「落語をどんどん聴くと、逆にオヤジギャグやダジャレがおもしろくなってくる」と云うフォロー(?)を入れて「明石名所」を。いつものふたりが金比羅詣りから中国を回って明石へ入ったところから。立て弁を随所に、明石の名所でダジャレ尽くし。このあと「兵庫船」へとつづく『西の旅』の一節。
 あまり演られることのないめずらしい噺で、私も初めてだったが、なるほど、内容的におもしろく演るのは難しい。

 遊方も呂竹の慇懃無礼になってしまっていることをマクラに、以前に桂あやめ・桂三風・遊方の 3 人で演ったコントを落語化した「ハードボイルド・サザエさん」を。
 15 歳のときに家を飛び出したカツオが、とあるバーで 10 年ぶりに中島と再開し、そこにカオリもあらわれる‥‥と云う噺。『サザエさん』の設定をイジりつつ笑いに。カオリちゃんの衝撃告白がツボ。オープニングとエンディングの音楽がハードボイルドな雰囲気。

 座談会は、繁昌亭の話、月亭の話、育毛法の話、等々、まさにここだけの裏話や楽屋話、「ナイショの話」のオンパレード。なかには公然の秘密もチラホラ。そこらも含めて、マニアックに盛り上がる。

 中入りを挟んで、遊方はスポーツの話題をあれこれとマクラに、ボクシングがテーマの「パンチ!パンチ!パンチ!」。交通事故で負傷したマイッチング原田の代わりに、お好み焼き屋を営む双子の兄が 1 週間後の初防衛戦に出ることに‥‥と云う噺。
 ジャッキー・チェンの映画のような特訓シーンがあったり、終盤の試合のシーンではスローモーションになったり、アニメや映画を意識した演出がおもしろい。本人が「『ロッキー』と『あしたのジョー』を足して 2 で割ったような」と云うように、それらの作品を知ってればなおたのしめる。

 最後はたまの「愛宕山」。旦那と一八のやり取りを主軸に、茂八をイジられ役に配して再構成。以前は完全に添え物だった茂八の扱い方が良くなり、全体のバランスが良くなった印象。山道から転げ落ちたり、大きい傘を持ったまま土器投げの的にぶち当たったり、漫画的演出はヴィジュアル志向。
 かなりまとまりが良くなり、たっぷりの一席に。


 遊方さんの 2 席はええ感じでウケも上々。かなりたのしめました。とくに「ハードボイルド・サザエさん」は上手い構成で、もっとハードボイルドな世界の住人になりきって演ればおもしろさが倍増しそうです。
 たまさんの「愛宕山」は毎回成長が見られるんで、毎回興味深いです。とくに今回は前回で気になってた茂八の扱いが改善されており、ちょっとうれしかったです。
 落語も座談会もたっぷりで、おなかいっぱい大満足の会でした。

らくごの玉手箱
遊方 FOR YOU!
 

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インターネット&メールのみ告知された落語会。 満員。 落語会宣伝方法のテストも兼ねた落語会だと 思った。今後、書状での落語会のご案内は 減っていくような気がする。 インターネット&メールのご案内は 味気ない。書状でのご案内は 落語によく似合ってるし、 ...... [続きを読む]

受信: 2007.02.22 14:15

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