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安養寺寄席

2007/3/25 @安養寺

  • 笑福亭 たま 「佐々木裁き」
  • 笑福亭 呂竹 「牛ほめ」
  • 笑福亭 たま 「寝床」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭 たま 「池田の猪買い」

※ 第 4 回


 某 C さんと安養寺へ到着すると、会場から笛の音が。入ってみると、たまさんが練習されてました。以前、2 か月ほど習ってたそうですが、この日が再開 4 日目とのこと。開演前にも練習、二番太鼓や中入り前後のシャギリでも微妙な笛の音。おそらく 6 月の『たまのお囃子のお噺』対策と思われます。今後の研鑽に期待。
 これまでよりもやや少なめの入りで 40 人くらい。微妙な天候も影響したかも。出囃子の CD を忘れたそうで、この日は THE BEATLES が出囃子代わりに。なんとなく茶臼山舞台の雰囲気に。


 2 日前に(おそらくたまが笛を吹きたいがために)緊急招集された呂竹は、たまの出番に挟まれて。リラックスした感じで軽いマクラから「牛ほめ」。丁寧に、きっちりたっぷり。

 たまの 1 席目は「佐々木裁き」。前半の子どもたちの御奉行事、喧嘩を裁かれている子どもが饅頭を賄賂に許してもらおうとするも、それを奉行役の四郎吉がたしなめて逆に百くすぐりの刑に処する。これを見ていた奉行の佐々木信濃守が、四郎吉を使って与力・同心に説教を試みる‥‥と云う筋立てに。
 まだまだ演り慣れていないところが見られ、これまでに追加していたクスグリとの交通整理も必要だが、無理のない展開への再構成がたまらしい。とくに信濃守と四郎吉との問答で、信濃守が与力の身分を訊ねる場面が自然な流れに。

 2 席目は「寝床」。何度か高座に掛けることで、ややこなれてきた感じ。自分の浄瑠璃に自信をなくして放心している旦那はあいかわらず秀逸だが、娘の取りなしで徐々にその気になってくる様子にもうひと工夫ほしいところ。
 寝ている(実際は失神していた)番頭を起こして旦那が「(浄瑠璃の)節はどうやった?」と訊くと、番頭が「(身体の)節々が痛い」でサゲ。これは初演時にはなかったが、わりとスッキリまとめた感じ。

 中入りを挟んで 3 席目は「池田の猪買い」。この噺は変えようがないそうで、クスグリに手を入れる程度で。それでもたまらしいにぎやかさで、全体にたのしい雰囲気が。
 訳のわからんことばかり云う男が猪肉を買いに来た客だとわかった六太夫がつぶやく、「鼻の黒いダダケモンが暴れ込んできたんかと思うたわ」と云うセリフがツボに。


 たまさんはたっぷりの 3 席、それに呂竹さんが色を添えた格好で、2 時間オーバーの会に。これで 1,000 円ですから、お値打ちの会です。贅沢を云えば、たまさんは軽く笑えるのを 1 席入れてもらえれば全体のバランスが取れるように思います。
 このあと、難波へ移動して福楽さんの会へ。

らくごの玉手箱

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