« 銀瓶・一琴・文華 三人会 | トップページ | 安養寺寄席 »

新世紀落語の会

2007/3/21 @天満天神繁昌亭

  • 桂 かい枝 「ハル子とカズ子」 (作:桂かい枝)
  • 林家 花丸 「お父っつぁんは魔法使い」 (作:小佐田定雄)
  • 桂 小春團治 「アーバン紙芝居」 (作:桂小春團治)
    ―― 中入り ――
  • 桂 三風 「農と言える日本」 (作:桂三風)
  • 桂 雀三郎 「雨月荘の惨劇」 (作:小佐田定雄)

※ 第 31 回


 かわいらしいイラストのチラシで会のことは以前から知ってたんですが、今回初めて行きました。祝日の夜公演にもかかわらず、ほぼ満席です。


 まずはかい枝。東京と大阪の女性の違い、とくにおばちゃんの違いをマクラに、朝の公園でふたりのおばあちゃんが繰り広げるうだうだ話‥‥の噺。おばあちゃんがふたりともマジボケの応酬って感じ。良くウケる。

 つづく花丸は、借金に追われる一家を助けるのが魔法使いのお父っつぁん‥‥ってな噺。基本的には SF と云っても良い噺だが、落語世界自体がクスグリになっててマニアックな構成。花丸らしい丁寧さで、嫁さんの妄想がええアクセントに。

 中トリの小春團治は、脱サラして紙芝居屋を始めた男の噺。現代っ子のあしらいの難しさが笑いの基本で、様々な笑いのパターンの組み合わせでたたみかけるのが小春團治らしい。

 中入りを挟んで三風は、東京へ行ったきりだった息子が嫁を連れて農村の田舎へ帰ってくると云う噺。田舎の両親と祖母の朴訥さと、息子とその彼女のひたむきさで、ほのぼのとした笑いに。何度か聴いてるが、ほぼ固まってきた感じ。

 トリの雀三郎は、幽霊に対する持論をマクラに、地上げ屋が幽霊アパートの除霊に挑む噺。ここに取り憑いてるのが、耳が遠すぎて声がデカい幽霊、狂言師の幽霊、義太夫語りの幽霊と、とにかくやかましい。やかましい幽霊にエクソシストが対抗して壮絶な戦いとなり、雀三郎もふらふらに。


 新作の会と云えどもそれぞれ何度も高座で掛けられて練られてるネタだけあって、笑いも多く内容も充実。たっぷり感があって満足度の高い会でした。

|

« 銀瓶・一琴・文華 三人会 | トップページ | 安養寺寄席 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新世紀落語の会:

« 銀瓶・一琴・文華 三人会 | トップページ | 安養寺寄席 »