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平成創作落語の会

2007/4/18 @天満天神繁昌亭

  • 笑福亭 たま 「Elderly Love」 (作:たまよね)
  • 桂 あさ吉 「LOVE 八卦」
  • 桂 あやめ 「富豪弟子」
    ―― 中入り ――
  • 月亭 遊方 「クレーマー・クレーマー」
  • 桂 小春團治 「漢字悪い人々」

※ 第 70 回
※ とくに記載のない場合は自作ネタ


 出張先から直行。(最近、こればっか)
 GUNS N' ROSES の来日延期で日程が空いて行けることになり、前回の出張時に急遽チケットを買いまして、全席指定だったんですが、公演 1 週間前なのに 1 階中央くらいしか埋まってませんでした。復活第一弾の前回は桂三枝会長の出演やメディア報道もあって早々に売り切れてたと思ったんですが。‥‥
 で、入りは 1 階席が 9 割ほど埋まった感じ。


 開口一番のたまはマクラ代わりにショート落語を演るも、「銃撃戦」に対するリアクションが悪くて打ち切り。そのまま「Elderly Love」へ。老人ホームで出会ったふたりに頼まれて、ヘルパーが結婚の承諾をもらいに別の老人ホームにいる父親のところへ行く‥‥って噺。ギャグがさらに整理されて、よりわかりやすく笑いやすく。

 つづいてあさ吉。たまとは対照的に、のんびりいろいろマクラを振り、霊体験の話から「LOVE 八卦」へ。孫の初デートに、占い師を介してアドバイスを送る祖父の霊の噺。あさ吉らしいゆるぅ~いクスグリがたのしい。ただ、この微妙なノリは一般にはあまり伝わらなかったようで。

 中トリのあやめはドミニカ共和国遠征の話題から。やっぱり鶴笑の話はおもしろい。
 「富豪弟子」は、筒井康隆原作のドラマ『富豪刑事』のパロディ。大富豪の娘が落語家に入門する噺。弟子修行の雑用なんかを、なんでも金で解決。あやめらしいツッコミが満載で、金になびく庶民が悲しくもたのしい。

 中入りを挟んで登場した遊方は、やたらテンションが高い。カップ麺のかやくが入ってなくてメーカーにクレームを入れた経験をマクラに、実話混じりで構成したと云う「クレーマー・クレーマー」を。
 キャラメルから金属片が出てきて‥‥って噺で、製菓会社のクレーム担当者と目を合わせまいとする男の表情が、やり過ぎ感とともに妙に真に迫ってておかしい。ツバを飛ばしまくりの熱演。

 トリの小春團治は《ヴィジュアル落語》と銘打った「漢字悪い人々」。プロジェクターを使って後方のスクリーンに文字が映し出される趣向だが、手元のパソコンがいきなり操作不能に。一旦幕を引いて、復旧まで出演者(+桂三金)でつなぎトーク。ふたたび幕が開くと、小春團治が板付きで平伏。「繁昌亭にクレームをしないでください」と、遊方のネタをなぞって上手くフォロー。
 カタカナ国で見つかった《○》を、《ア》が漢字国を超えて葬りに行く‥‥と云う噺。ベースは『指輪物語』のよう。カタカナを組み合わせて漢字に化けたり、書体の違いがポイントになってたり、映像ありきのクスグリはまさにヴィジュアル落語。


 ネタ出しされてた会で好番組だったと思うんですけど、入りがもうひとつだったのが残念。それでも高座の出来は良かったと思います。小春團治さんのは初体験でしたし、できちゃったメンバーは相変わらずたのしめましたし、なによりひさびさだったあさ吉さんの「LOVE 八卦」がええ感じでした。ひさしぶりに「夢組」も観てみたいです。
 それにしても、お客さんのカタいことカタいこと。サラのお客さん(落語初心者の方)が多かったような印象でしたが、新作はお気に召さないんでしょうかねぇ。いやいや、わかりやすく『創作落語の会』と銘打ってるんですから、それなりの覚悟と云うか、認識はされて来られてたとは思うんですけど。

 次回は 7 月 4 日(水)の予定です。

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